日本の保険制度は素晴らしいもので、医療費が高額になるとその人の収入に応じて上限を定めていて、そこから出た分は戻ってきます。

 

高額療養費制度という制度です。

 

普段あんまり馴染みはないけれど、癌治療をしているとあっという間に上限までいくのでここ数ヶ月はお世話になっています。

 

が、思ってたより負担が大きかったガーンとなる場合があるので誰かの役に立てばと書いときます。

 

 

 

 

 

 

 

まず、もし高額療養費制度の上限までいきそうな方は、できれば事前に限度額適用認定証を申請しておくといいと思います。

 

限度額適用認定証があると、病院窓口でそれを出せば病院側が計算してくれて限度額以上の支払いがなくなります。

 

 

が、限度額適用認定証を申請してないと、(数ヶ月後返ってきますが)一旦通常の窓口支払いと同じ金額を支払わなければなりません。

入院や手術などしてると何十万という負担額にあっという間に行ってしまうので、できれば限度額適用認定証申請しておくのが無難です。

 

そして1個目の落とし穴ですが、限度額適用認定証を申請していなかった場合後日払いすぎたお金が返ってくるのですが、国保の場合これが自治体によって制度が違うようなのです。

 

みずきが一番最初住民票を置いていた自治体では「数ヶ月後にこちらから書類が届きます」だったのが、今住んでいる自治体では「役所まで手続きに来てください」でした。

 

最初の自治体の説明で理解していたので、最近まで気づかず申請し忘れるところでした驚き

 

 

 

そして意外と知られていない(?)落とし穴2つ目が限度額は医療機関ごと、入院・外来別であるという点です。

 

例えばA病院を受診していて限度額に達していたけれど、同じ月にB病院に転院した場合はまた0からのカウントになるので、限度額×2払う必要が出てくるという事です。

 

また、医療機関ごとなので、調剤薬局もカウントは別になり、入院中は薬も病院でカウントされていたのに、通院治療になってからは薬は調剤薬局で処方されるので別になるという点です。

 

今のとこ鎮痛剤など対処療法的な処方薬なので大した金額ではありませんが、薬局の方曰く飲むタイプの抗がん剤は薬局処方なので高くなる時もあるとか💦

 

そして、入院・退院別なので入院から通院に移行した月は同じ病院でも限度額×2かかる可能性があります。

 

また、入院も月末から始まるなどして2ヶ月にまたがってしまうと、どちらの月でも限度額まで達してしまい、月初から入院してた場合の2倍の金額支払うことに…なんてことも結構おきます無気力

 

※追記:コメントで教えていただきましたが、上記のように限度額を超えて支払いした分も申請すれば還付の対象となるようですね!知っていることで戻ってくるお金って結構あるんで引き続き調べて行きたいと思います!!

 

 

そして最後の落とし穴、国保と健保では計算が別なので、国保→健保、健保→国保に切り替わるとタイミングによっては限度額の2倍かかってしまう時もあります。

 

癌治療をしていると仕事を辞めざるを得ないなど健保→国保と切り替わる方もいるのでは…。

 

 

 

 

高額療養費制度は本当にありがたい制度ですが、僕たちの場合制度の理解が足らず、「思ってたより全然高かった驚き」の連続だったので共有しておきます。

 

 

これから治療が始まる方の参考になれば幸いです🍀

 

 

もし現在治療中・昔治療していたという方はご自身の経験された「思ったより多かった」という事をコメントで記してもらえると多くの方の役に立つと思います。よければお願いします🍀

 

 

 

 

 

 

 

 

※上記の記事は経験談から記述しています。正確な情報は各関係機関にお問合せください。