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私がさびしいの。
◇
毎年、その前日か当日に、おめでとうのカードをくれる友人がいる。
今年も12日にもらった。
めずらしく長文の手紙がついていた。
その文面を読んだとき、浮かんだ言葉がある。
「さびしい」
◇
彼女は、ほとんど愚痴を言わない。
助けを必要としない。
と、私は思ってきた。
今回の手紙も、さびしい、と書いてあるわけではない。
でも、私にはそう読めた。
だから、
「彼女がさびしいと思っているなんて、めずらしい。」
と思い、連絡を取って、今日、会った。
知り合って30年、ずっと幼馴染のように付き合ってきたが、
そんなことをするのは、 初めてではないだろうか?
◇
いつものことだが、会うと、8割方、私がしゃべっている。
でも。
ふと、めずらしく彼女が自分のことを、自分の今の悩みを話しだした。
具体的なことをいくつか聞いたあと、
患者さんじゃないから、頼まれているわけではないから、
採用するかどうかはあなたの判断でね、と言いつつ、
私が
「自分の好きなことをしてね。本当に好きなことをしてね。」
と言ったとたん、
彼女は、泣いたのだった。
他の人にこの悩みを相談したときと、全然違う答えがかえってきたから、
と彼女は言った。
◇
その時私は、彼女を、レストランの真ん中の席で泣かせてしまったことを、後悔していた。
うっかり友達と話もできなくなってしまった。
◇
実は、彼女に会う直前に、「さびしい」の意味を考えていた。
前日、私は初めての経験をした。
私は、私というフィルターを通して、世界を見ている、
ということを確信したのだ。
そして、それを確信して初めて、
逆に、これまでにないほど、
患者さんという他者と、つながることができたのだ。
私は、私というフィルターを通して、世界を見ている。
すなわち、私が私の世界のすべてであるなら?
そして、ぴょこん、と言葉がやってきた。
「私が、さびしいの。」
え?
さびしかったのは、私の中のちいさな子供だった。
そう、私が私の世界のすべてであるなら、さびしいのは私だ。
でも、なぜ?
なぜさびしいんだろう?
◇
私は今、変化している。
今まで、世界がすべて自分だ、などと、考えたこともなかった。
むしろ、私は、他者によって縛られ、制限されている、とさえ思ってきた。
例えば親に。例えば上司に。例えば師匠に。
だから、○○しなければならなかったし、○○するべきだった。
でも、それは違った。
幻想だった。
自分を縛るものは、何もなかった。
◇
しかし、自分がそれをすぐには理解できなかったように、
他の人も、簡単には理解できないだろう、と思う自分がいる。
それを、さびしいと思ったのか。
今は分からない。
私の中の小さな子供から、一方的に言葉が投げつけられる関係は、
当分続きそうだ。
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