『ショートショート診療所』(田丸雅智著)を読みました。 | ARTS&WORDS

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こんばんわ、
今日も1日お疲れ様でした。
夏バテ、してないですか?


さて、私は『ショートショート診療所』を読みました。
ショートショート診療所 田丸雅智
田丸雅智さんの本です。
ショートショートなんて久しぶりに読みました。
星新一以来でしょうか。

診療所、とあるように病気や病院をテーマにした作品が集められています。
約20作。
それなりに数があって、本としてはぶ厚いです。
けれど、そこはショートショートなので、短い時間でサクッと1篇を読み終われてしまいます。
電車での移動時間とか、忙しい合間に読むにはこういう方がいいかもしれません。

洒落っ気がある、というか、言葉遊びが面白い、というか。
『心霊内科(しんりょうないか)』とか、『更正物質』なんてまさしく言葉遊びで、
『骨を休める』とか『中身がなくて』になるとその言葉からイメージを発展させているし、
こういうのを読むと、つくづく自由に書いていいんだな、というのを感じます。
短い中にきちんとオチまでついて、よく考えられた文章だな、と読んでいて思います。

ふと、落語について考えます。
落語ってあまりよく知らないのだけれど、小話ってショートショートに近いのかな、と。
ちょっと前に『落語心中』のアニメを見ていて、興味が湧いたんですよね。
寄席に行くのは敷居が高いのかもしれないけれど、ちょっとした小話を読んでみたくなりました。
そういえば、『ちはやふる』の小話は少し祖父が話していたから覚えています。
相撲取りが振られまくる話ですよね。

あとは、映画ともコラボしているというのが帯にあって、
というかもともと、その映画の予告編に引きつけられて本を手に取ってしまったので、
チャンスがあれば『団地』という映画も観てみたいと思いました。



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詳細はこちら。
ショートショート診療所
映画『団地』 公式サイト

明日もいい日になりますように。

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