昨年サボっていた分、音楽ベスト記事を書いていこうと思います。
書ききるまで休みよ終わるな!!


今回はK-POPでよく聞いたアルバム(EP)を紹介します。

日本ではファン向けにマーケットを絞った売り方で落ち着きを見せた韓国産ポップスですが、PSYの世界的な大ヒットもあり、まだまだ勢いを失っていないと感じた1年でした。

しかし昨年、一昨年と比べるとあまり聞いていないので順不同での紹介。

G-Dragon『ONE OF A KIND』
Favorite Song-ONE OF A KIND
$雑食食堂

今年の顔と聞かれて(誰にも聞かれてないけど)、真っ先に思いつくのはやはり彼。
M-1からダブステップ風の重いビートを下地にしたシンプルなトラック上で、隙間を意識したラップから倍速ラップまでテクニカルにこなす姿勢はSWAGそのもの。
そのままEDM全開のM-2もGD版「江南スタイル」と言った感じで、MV含めて楽しいアッパーチューン。出てくるギャルがイイね!

一方でシンプルに歌声を堪能できるアコースティックなM-4や、バンドサウンドでラップする正統派ポップスM-6も収録されていたりと、ミニアルバムなのに彼の多才さを思い知らされる幅広い曲群には舌を巻くばかり。
ラストにTabloとDok2を招いてゴリゴリのヒップホップソングを披露しているのもニクイ。

ONE OF A KIND


CRAYON


THAT XX



SHINee『Sherlock』
Favorite Song-Sherlock
$雑食食堂

一方上半期一番ハマったのは彼らです。
今年はイギリスのボーイズバンド、One Directionが世界的に大人気でしたが彼らも韓国を代表するボーイズバンドとして刺激的な曲を提供してくれました。
表題曲のSherlockはClueとNoteという別々の楽曲を一つの曲として再編集したものらしいのですが、肝心の元の2曲の完成度がイマイチなのもあるので、シャーロックだけを楽しく聞いています(歌詞が分かれば面白く感じるんだろうなぁ)。
彼らは日本語で歌ってもカッコいいので今後も定期的に日本でもアルバムを出して欲しいですね。

Sherlock



EXO『MAMA』
Favorite Song-TWO MOONS
$雑食食堂

SMエンタからデビューしたこのボーイズグループも凄まじかった。
壮大なトラック上で新人離れした歌声を聞かせたと思えば緩急の付けかたが絶妙なラップ担当がいたり、しまいにはメタル調にトラックが変わったと思えばトンデモメイクでデスボイスラップが始まる始末
よくよく調べるとメンバーそれぞれに超能力(?!)があるという中2病設定もMVに生かされていて、笑っちゃいけないK-POPとして(僕の中で)大流行でした。
デビューシングルもコーラスワークが絶妙な正統派R&Bで良かったし、何よりSHINeeのKEYを交えて繰り広げられるラップソング、M-5の破壊力がヤバい。気だるげにラップする様はヤングマニー周辺を彷彿させるフロウだし、トラックやアホっぽい掛け声も完全にサウスヒップホップのそれ。後半の畳み掛けるようなラップもカッコいい。
そしてこのグループの特徴といえば、韓国/中国(EXO-K/M)でそれぞれ活動するメンバーが違うこと。
個人的にはハングルの音の響きが好きなので、Kの曲の方を好んで聴いていますが。

MAMA

1分半くらい中2な前説が続くのですっ飛ばして聴いて下さい。

TWO MOONS

文中で紹介したラップソング。韓国語のタイトルは「2つの月が重なる時」。中2設定多くは語るまい。


WONDER GIRLS『WONDER PARTY』
Favorite Song-R.E.A.L
$雑食食堂

今までWONDER GIRLSにはそこまでハマらなかったのですが、今作にはガツンとやられた。
冒頭2曲のヒップホップ色の濃い楽曲が大好きなのですが、M-1はなんとメンバーのイェウンが作詞作曲をしているとの事(!)。
今年日本デビューしたそうですが、ここまで洋楽寄りだと流行らない気もします……頑張って欲しいです。
因みにリーダーのソネは今年結婚します。アイドルって結婚しても続けていいんだ……

R.E.A.L

なんでMV無ぇんだよ!!

LIKE THIS



BEAST『MIDNIGHT SUN』
Favorite Song-BEAUTIFUL NIGHT
$雑食食堂

デビュー済みのアイドルをかき集めたため、「リサイクルアイドル」なんて揶揄されたこともどこ吹く風。
すっかり人気者になった彼らはルックスを大幅にイメチェンしてのカムバック!!
…とはいっても今作もEDM流行前から得意としてた従来のエレクトロニックサウンドでルックス、歌唱力、ラップスキルと三拍子揃っているアイドルらしい曲で安定感を見せつけます。
ヨソプのソロも良い作品だったので、まだまだ勢いが衰えることはないでしょう。

BEAUTIFUL NIGHT

因みにリードボーカルのヒョンスンはBIGBANGの最終選考に落ちたそうな。


EPIK HIGH『99』
Favorite Song-You Don't Deserve Her
$雑食食堂

一昨年に片割れのTabloのソロアルバムがYGから出て、昨年晴れて本体でのカムバック。
YG入りの効果もあってか、全体的に以前よりポップになり聴き易くなってます。
ヒップホップ指数は薄まってますが。

Don't Hate Me


You Don't Deserve Her



BIGBANG『ALIVE』
Favorite Song-LOVE DUST
$雑食食堂

ラストはやはり日本と韓国でバランス良く活動し、尚且つドーム公演という成功も収めた彼らを。
クオリティの高い韓国のアイドルの中でも、別次元の楽曲、パフォーマンスをしているとつくづく実感。後続のボーイズグループを見ても分かる通り、彼らの影響ははかりしれません。
リパッケージ盤とも言える画像の『Special Edition』では、ドイツのBoys Noizeプロデュースの楽曲も収録したり、いち早くリュダクリスのヘッドホンを着用したりと、現行の洋楽のトレンドとリアルに繋がっていることを、分かりやすくアピールも欠かさないセンスもアイドルとしての自覚のなせる業なのかなと思います。

『ALIVE』はぶっちゃけ聞いた当初はそこまでハマらなかったのですが、生バンドと組んで披露したYG ON AIRシリーズなどを見ていくうちに次第に好きになって行きました。
今年はスキャンダルも絶えなかった彼らでしたが、Still Aliveの歌詞の通り何度死んでも蘇りそうな不死身さを見せつけられました。

LOVE DUST

G-Dragongが手掛けている歌詞が切なくてナイスなので和訳付きの動画を。
BIGBANGはしんみりした失恋の曲が多い中、これは爽やかな出来。かなり好き。

FANTASTIC BABY

一方こちらは歌詞の意味を考えずとも楽しめる楽曲。ライブスキルも高い。

BAD BOY

BAD BOYはSUNNY BOYが手掛けた日本語詞も絶品。


他にも曲単位だと
YOUNIQUE UNITなんかもいいと思いました。

ガッツリダブステップ。
こんだけのクオリティの曲がヒュンダイの宣伝オンリーと言う無駄遣い、バブリーっぷりも韓国の魅力かと。


今年も良い音楽に出会えますように(いや、会いに行きます)。