続き。


4位 tofubeats & ERONE「朝が来るまで終わる事のないダンスを -ERONEREMIX-」

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4位はtofubeatsによるフロアアンセムにERONEがラップを乗せたパーティーチューンを。
原曲はtofubeats本人が名言しているように「風営法批判の曲では無い」と言っていますが、ERONEもその部分を尊重しつつラップを乗せています。
韻踏合組合は現行のSWAG系の時流から外れた位置にいるラップスタイル(それこそ当時のSWAG系とも言えるDoberman INCと対比されていたし)ですが、基本器用な人達なのでこのビートにもがっちり対応。パーティーではしゃいでいる曲のはずなのにERONEが倍速でラップを乗せるところにくると何故かどうしようもなくセンチメンタルな気持ちにさせられる、エモーショナルな名曲。
「この場所が好きだもっと居たい/とにかく朝まで踊りたい」なんて最後のラインにいらない深読みをしてしまうせいだろうか……。


3位 SALU 「ホームウェイ24号」

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I Gotta Go / ホームウェイ24号 (期間限定生産盤)/Lexington Co., Ltd / One Year War Music


3位は発売当時から聴き続けているSALUの超名曲を。
詳しくは以前書いた記事をご覧ください。


2位 5lack 「朝の4時帰宅」
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2位は今年動きの少なかった5lack(S.L.A.C.K.)が、まさかのフリーダウンロード配信したアルバムから一曲。
オール久石譲ネタというコンセプトのアルバムで聞かせるアルバムは、ヴィレヴァンとかで良く売られていたジブリネタのラップアルバムとは一線を画す出来なのは言わずもがな。
特に2位に選んだ曲はクラブ帰りの朝の帰り道を情緒感たっぷりに描いた歌詞に入る「TVじゃコリアンガールに夢中/ASIANは日に日に無敵になる。」というラインに痺れたため。静かな主張が胸に響く。


1位 田我流 Feat. stillichimiya 「やべ~勢いですげー盛り上がる」
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B級映画のように2/MARY JOY RECORDINGS

そして今年の1位は和製Party Rock Anthemと言い切っても構わない名曲を。
というかこの田我流のアルバム自体が今年のベストだと言う声が多いですが、コンシャスラップとの見方も取れるリリックの内容には、全面的に同意しかねるので(「大学は何故いつでも学べない」とか、「ハッピーライフ」の田我流バース全体とか)アルバムは選外にしましたが、この曲だけは文句なしにカッコいい。まさに「やべ~勢いでスゲー盛り上がる」曲。
アルバムリリース当時にMVが作られなかったので残念だったのですが、少ししたらYouTubeにアップされたので嬉しかった。
にしても主役のはずの田我流が、他のstillichimiyaのラッパーのキャラの濃さに喰われてしまっているのも思わず笑ってしまう。



映像も素晴らしい!!


というわけでベストソング発表終了!
実はベストソングはベストアルバムに選べなかったものから選出しました。