さてさて、続きです。
中村珍『羣青』
羣青 上 (IKKI COMIX)/中村 珍
￥880
Amazon.co.jp
編集者とのトラブルで「モーニングツー」で打ち切りをくらった漫画。IKKIコミックで復活連載。
ヘビーな漫画です。
〝殺人犯のレズビアン〟と〝殺させた女〟の珍道中(逃亡劇ともいう)は多少リアリティに欠けます。しかし漫画ならではの強引な説得力で読者をねじ伏せてくる。
後書きに「中巻もよろしく」と書いてあり全三巻も話が続くのに驚きました。てっきり上下巻かと思ったので。
これ以上話を広げて物語が破綻しないいといいけど。
中巻は来月末発売予定!
久保ミツロウ『モテキ』
モテキ（4） (イブニングKC)/久保 ミツロウ
￥630
Amazon.co.jp
「何全部他人のせいにしてんだよ」(P115より)
ドラマ化もされてすっかり知名度も上がった『モテキ』。ドラマ版は最終回を間違えてハードディスクから消すという失態を犯しいまだに見れていませんが、アラサーの藤本と趣味が丸被りで将来に不安を隠せません…
作者の久保さんがTwitterで「童貞or処女かじらせた枠の駿はもう過ぎたきがします」なんて最近呟いていて印象的でした。マンガも音楽もフォロワーを生む分には良いですが二番煎じに過ぎないとつまんないですからねー。
麻生みこと『路地恋花』
路地恋花 1 (アフタヌーンKC)/麻生 みこと
￥590
Amazon.co.jp
「京女の「はんなり」はデフォルトでないと学びました」(P118より)
大本命。
京都の職人ばかりが暮らす長屋が舞台の連作短編集。
絵描きや花屋や蝋燭屋や製本屋に万華鏡職人…と職人たちの仕事っぷりを読んでいるだけで楽しいのに、さらに恋愛要素も織り込んでいるのだから面白くないわけがない!!
個人的には隠居した作家と和菓子職人の娘の話が好きです。
どの短編も小粒で面白いですよ!!おすすめ!!
佐原ミズ『マイガール』
マイガール 5 (BUNCH COMICS)/佐原 ミズ
￥600
Amazon.co.jp
「身内を失うことは悲しいが…/僕らは少なからず時間の尊さを人より早く学ぶ事が出来た」(P173より)
ドラマで知った方も多いとは思いますが僕は新海誠監督のアニメーション、『ほしのこえ』のコミカライズで佐原さんを知り、この『マイ~』も読んでいました。
この人カラーは独特のタッチで僕はあまり好きではないのですが、白黒の時こそマンガ家の本領を発揮しています!!繊細なタッチで描かれるキャラクターは色が付いているかのように生き生きしています!
もし僕のように表紙で躊躇している方がいたら迷わず買っていただきたいです。
最終巻は、今までのんびりと親子の成長を描いていた割には若干詰め込みすぎた感があり、全体的に慌ただしい印象が目につきますが、それでも良い漫画なのには変わりありません。
後日談をもっと見たかった気がしないでもないですが…
清家雪子(原作 新海誠)『秒速5センチメートル』
秒速5センチメートル（1） (アフタヌーンKC)/清家 雪子
￥580
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「出すあてのないメールを打つ癖がついたのは/いつからだろう」(P228より)
大好きなアニメーション映画のコミカライズ。
新人なのか画力が圧倒的に不足していて、コマ割りも安直なので、原作に思い入れが無いと読むのは辛いかもしれません。
しかし原作の一つ一つのシーンをものすごい長回しで描写していて、「こんな見せ方もあるのか!?」とページを捲る度驚かされます。
新海監督の次回作のプロモーションも兼ねた連載でしょうが(実際帯には新作の宣伝文が載っていた)、このペースで完結してくれたら原作ファンの満足度はマックスになるでしょう。
秒速5センチメートル [Blu-ray]/花村怜美,近藤好美,尾上綾華
￥5,775
Amazon.co.jp
秒速5センチメートル 特別限定生産版 DVD-BOX/水橋研二,近藤好美,尾上綾華
￥6,990
Amazon.co.jp
以上が僕のおすすめ漫画です!!
実はこれらの作品、(ヤマシタトモコ以外は)どれも基本男性向けコミック誌に連載されているものばかりなんです。
最近では河内遥など女性誌からの引き抜きもあったりしますが、久保ミツロウなんかは少年誌⇒青年誌なんていう経歴ですし、「男性誌で活躍する」女性漫画家の台頭が目立ってきていますね。
僕にとっては漫画家は男のイメージが強かったのですが、繊細な心理描写は女性の方が勝るかな、と思っています。そこがネクラな文系男子（←僕）なんかにはウケるんでしょうね。良く分かりませんが。
グダグダなシメになってしまいましたがこれにて終了!!
中村珍『羣青』
羣青 上 (IKKI COMIX)/中村 珍
￥880
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編集者とのトラブルで「モーニングツー」で打ち切りをくらった漫画。IKKIコミックで復活連載。
ヘビーな漫画です。
〝殺人犯のレズビアン〟と〝殺させた女〟の珍道中(逃亡劇ともいう)は多少リアリティに欠けます。しかし漫画ならではの強引な説得力で読者をねじ伏せてくる。
後書きに「中巻もよろしく」と書いてあり全三巻も話が続くのに驚きました。てっきり上下巻かと思ったので。
これ以上話を広げて物語が破綻しないいといいけど。
中巻は来月末発売予定!
久保ミツロウ『モテキ』
モテキ（4） (イブニングKC)/久保 ミツロウ
￥630
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「何全部他人のせいにしてんだよ」(P115より)
ドラマ化もされてすっかり知名度も上がった『モテキ』。ドラマ版は最終回を間違えてハードディスクから消すという失態を犯しいまだに見れていませんが、アラサーの藤本と趣味が丸被りで将来に不安を隠せません…
作者の久保さんがTwitterで「童貞or処女かじらせた枠の駿はもう過ぎたきがします」なんて最近呟いていて印象的でした。マンガも音楽もフォロワーを生む分には良いですが二番煎じに過ぎないとつまんないですからねー。
麻生みこと『路地恋花』
路地恋花 1 (アフタヌーンKC)/麻生 みこと
￥590
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「京女の「はんなり」はデフォルトでないと学びました」(P118より)
大本命。
京都の職人ばかりが暮らす長屋が舞台の連作短編集。
絵描きや花屋や蝋燭屋や製本屋に万華鏡職人…と職人たちの仕事っぷりを読んでいるだけで楽しいのに、さらに恋愛要素も織り込んでいるのだから面白くないわけがない!!
個人的には隠居した作家と和菓子職人の娘の話が好きです。
どの短編も小粒で面白いですよ!!おすすめ!!
佐原ミズ『マイガール』
マイガール 5 (BUNCH COMICS)/佐原 ミズ
￥600
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「身内を失うことは悲しいが…/僕らは少なからず時間の尊さを人より早く学ぶ事が出来た」(P173より)
ドラマで知った方も多いとは思いますが僕は新海誠監督のアニメーション、『ほしのこえ』のコミカライズで佐原さんを知り、この『マイ~』も読んでいました。
この人カラーは独特のタッチで僕はあまり好きではないのですが、白黒の時こそマンガ家の本領を発揮しています!!繊細なタッチで描かれるキャラクターは色が付いているかのように生き生きしています!
もし僕のように表紙で躊躇している方がいたら迷わず買っていただきたいです。
最終巻は、今までのんびりと親子の成長を描いていた割には若干詰め込みすぎた感があり、全体的に慌ただしい印象が目につきますが、それでも良い漫画なのには変わりありません。
後日談をもっと見たかった気がしないでもないですが…
清家雪子(原作 新海誠)『秒速5センチメートル』
秒速5センチメートル（1） (アフタヌーンKC)/清家 雪子
￥580
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「出すあてのないメールを打つ癖がついたのは/いつからだろう」(P228より)
大好きなアニメーション映画のコミカライズ。
新人なのか画力が圧倒的に不足していて、コマ割りも安直なので、原作に思い入れが無いと読むのは辛いかもしれません。
しかし原作の一つ一つのシーンをものすごい長回しで描写していて、「こんな見せ方もあるのか!?」とページを捲る度驚かされます。
新海監督の次回作のプロモーションも兼ねた連載でしょうが(実際帯には新作の宣伝文が載っていた)、このペースで完結してくれたら原作ファンの満足度はマックスになるでしょう。
秒速5センチメートル [Blu-ray]/花村怜美,近藤好美,尾上綾華
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秒速5センチメートル 特別限定生産版 DVD-BOX/水橋研二,近藤好美,尾上綾華
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以上が僕のおすすめ漫画です!!
実はこれらの作品、(ヤマシタトモコ以外は)どれも基本男性向けコミック誌に連載されているものばかりなんです。
最近では河内遥など女性誌からの引き抜きもあったりしますが、久保ミツロウなんかは少年誌⇒青年誌なんていう経歴ですし、「男性誌で活躍する」女性漫画家の台頭が目立ってきていますね。
僕にとっては漫画家は男のイメージが強かったのですが、繊細な心理描写は女性の方が勝るかな、と思っています。そこがネクラな文系男子（←僕）なんかにはウケるんでしょうね。良く分かりませんが。
グダグダなシメになってしまいましたがこれにて終了!!