前回間違えて15位まで書いてしまい、中途半端なランクから始めることになりました…それではいきますか。


14位
BALZAC『JUDGEMENT DAY』
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BALZACを始めて聞きましたが、これがまた凄いカッコいい!!「ホラーパンク」と言う意味不明なジャンルですが、別に怖くはないです 笑。寧ろ凄いポップ。歌い方もTHE MAD CAPSULE MARKETSの初期を彷彿させる感じで好み。そうとうMAD好きなんだろうなー。
このまま時代に流されずに独自の路線で突っ走ってもらいたい。

13位
tabaccojuice『どこまでも行けるさ』
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良く読むブログで猛プッシュされているので聞いてみると温かみのある良いバンド。
そのブロガーさんはSUIKAというヒップホップバンドも好きなんですが、なるほど雰囲気がとても似てる。
「どこまでも行けるさ」と言い切る100%陽性ポップなパーティーサウンドは苦手な人もいるかもしれませんが、楽曲の説得力が他のバンドと一線を画してます。特にM-7。

12位
磯部正文『SIGN IN TO DISOBEY』
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元HUSKING BEEのフロントマンによる初のソロアルバム。
ヒダカトオルによるプロデュースが功を奏して、強烈爽やかパワーポップアルバムになりましたね。
ハスキンの時より演奏も骨太になって聞きごたえがあります。日本語詞も味わい深くて良いですが、やはりこの音には英語の歌詞が映える。

11位
THE JETZEJOHNSON『SOLID BREAKS UPPER』
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日本では数少ない、ダンスビートと生楽器の演奏をマッチできているバンド。
タイトル通り今作ではダンスミュージックの「アッパー」な部分にフォーカスしていて、聞いてると楽しくなる曲ばかり。そのくせ内省的な歌詞は日本語で歌っていて、これがまた良い(というか英語が分からないだけなんですが)。YMCKとのコラボ曲「clear mind」は超絶ポップだし、これからドンドン売れるでしょー!!!と思ったらバンド形態での活動は今後無いというアナウンスが…泣

10位
KIMONOS『KIMONOS』
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シンガーソングライター、LEO今井とZAZEN BOYSの向井秀徳のユニットのファーストアルバム。
変態同士がガッツリ作り込んだ強烈な作品。バッキバキのトラックにぶっ飛んだLEOのボーカルが乗るM-4や、切なさが3倍増しになったLEOのセルフカバー曲M-10など、向井の世界観でLEO今井が好き勝手ヘンテコな、でも時々ハッとさせる歌を歌う曲が中心。
おセンチなZAZENといった感じのM-7が一番好きです。ライカモグラッ!!!

9位
くるり『言葉にならない、笑顔を見せてくれよ』
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KIMONOSが浮世離れした幻想的な日本を描いているのなら、くるりは地に足のついた日本を歌っています。
歌詞の素晴らしさは記事に書いたとおりです。

8位
トクマルシューゴ『ポートエントロピー』
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欧州では「ネクスト・コーネリアス」と評価の高いトクマルシューゴ。ライブで聞いてから勝手に苦手意識を作っていましたが、いざ作品を聞くと凄い分かりやすい音楽。夢見がちなサウンドなのに、リズム隊がガッシリしているから「雰囲気オシャレ」な音楽に成り下がって無いところも魅力。コーネリアスも良いけど、こちらも相当いいです。

7位
andymori『ファンファーレと熱狂』
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リバティーンズなサウンドに乗る歌詞は、大きな力に抗えない無力な自分自身を歌っている。それが「電車の人身事故」であったり、「アル中の父親を持つ女の子」という物語となって表現されている。
悲しいくらい目の前の「現実」しか歌っていないが、それでも「世界で一番お前が正しいんだよって俺が歌ってやる みんなの前で」と言ってくれる優しさもあるアルバム。アルバム内で共通した単語(SAWASDEE CLAP YOUR HANDSとか人身事故とか「いつも最低」とか)を使っていて、それがより統一感を強めていて、物語性を強調しているのだと思います。スピッツ好きならハマるバンドです。ドラム脱退&加入が今後にどう響くのかも合わせて期待。

6位
w-inds『ANOTHER WORLD』
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ここ最近の日本の男性R&B歌手の充実さは異常な状態になってます。その中でも頭一つ抜きんでていたのが彼ら。ガッツリUSを意識したサウンド上で歌っているためか、日本語のイントネーションに首をかしげる部分もあるにはありますがそんな細かい事気にしている暇もないくらいどの曲もクォリティが高い。
僕の好きなプロデューサー、BACH LOGICが参加しているのにも驚きましたが何よりあのNe-Yoがプロデュース(!!)した「Truth~最後の真実~」が凄まじい。
これ当時ダブルA面シングルでリリースされたんですが、もうひとつの曲はこれまた大物の今井了介がプロデュースしています。金かけすぎだろ…
そんな豪華なバックアップに物怖じせずにパフォーマンスしている3人が何より凄いです。アイドルだと思って舐めてたら痛い目にあいます(僕がそうでした)。
しかしPVが結構ダサいのが玉に瑕。もったいない。



さて、この壮絶な自己満企画も残すところあと5組!!何ともカオスなランキングになってきましたが、飽きない限り最後までお付き合いくださいませ。