mixiの方で書いた去年の日本語ラップベスト20です。見返すと充実の2009年でした。
さて今年は…
↓↓
【参考】『ミュージックマガジン』のHIPHOP(国内)年末ランキング
1位サイプレス上野とロベルト吉野『WONDER WHEEL』
2位SEEDA『SEEDA』
3位AK-69『題名忘れた』
4位ERONE(韻踏合組合)『ゆめもがたり』
5位JUSWANNA『BLACK BOX』
気付けば年末になり、日記もろくにつけずに終わってしまった。
特に書くこともないので今年の日本語ラップの番付をやってみたいと思う。
傑作だらけだったので決めるのが少し大変だった。
1位 SEEDA 『SEEDA』
2位 TERIYAKI BOYZ 『SERIOUS JAPANESE』
3位 S.L.A.C.K 『My Space』
4位 PSG 『DAVID』
5位 JUSWANNA 『BLACK BOX』
6位 S.L.A.C.K 『WHALABOUT』
7位 KREVA 『心臓』
8位 タカツキ 『旅人のリズム』
9位 環ROY×Olive Oil 『weekly session』
10位 GAGLE 『SLOW BUT STEADY』
11位 MICROPHONE PAGER 『王道楽土』
12位 AFRA 『HEART BEAT』
13位 サイプレス上野とロベルト吉野 『WONDER WHEEL』
14位 ISSUGI 『THURSDAY』
15位 L-Vokal,DAG FORCE,DJ SHU-G 『Bars & Vibes』
16位 瘋癲 『FREE』
17位 Meiso 『夜の盗賊』
18位 鎮座DOPENESS 『100%RAP』
19位 NUFFTY 『My FAVORITE CONNECTION』
20位 呪煙 『やっつけコロシアム』
1位のSEEDAはど真ん中/メインストリームの音に得意の「エモさ」を巧みに織り交ぜた傑作。引退宣言後のギネスとのビーフや復活宣言&シングル発売など1年中話題の尽きないアーティストだと感じた。
一方2位のテリヤキはSEEDAにビーフを仕掛けられても、アンサーソングを返さないことは(勘違いだった、のならなおさら返して欲しかった)、ラッパーとしては恥ずべき行為だったがファレル(ネプチューンズ)プロデュースの4曲にやられ、豪華なプロデューサー相手に物怖じしない姿勢の4人はアーティストとしては立派だと思ったので、2位に。
今年の最大の収穫はなによりスラックのアルバム2枚リリースだろう。
『My SPACE』のジャケと帯のコメントが好みで買ったらまさかこんなにフィーリングが合うとは(おかげでライブは6回も見てしまった)。これからも死ぬ程音源を作ってほしい。
そんな彼の兄とその同級生とのグループ、PSGもリリック至上主義なシーンにヒップホップの、ダンスミュージックとしての魅力を最大限にフュチャーしたので高い順位にした。(ハエに関してだけで一曲作れる才能はもっと評価してもいいのではと思う)
同路線では先日見事全世界デビューを飾った鬼才、オリーブオイルとタッグを組んだ環ROYもアルバム3ヵ月連続リリースというワーカホリックっぷり。
来年出るであろう単独名義のアルバムが楽しみで仕方がない。
その点「リリック」と「フロウ」の格好良さを両立させたのがJUSWANNAだ。
韻のMEGA-G、フロウのメシアの両人とも歌詞も「聞かせる」内容だった。90年代を象徴するモクモクトラックも素晴らしい。
SUIKAでの活動も活発なタカツキは相変わらずの独自の路線を爆進中。メルヘンな世界観は老若男女に受け入れられる間口の広さだと思うが売り上げはいまいちだったのだろうか。
「独自の路線」と言えば武道館を一人でロックするクレバも前人未到を絵で描いたような才人だ。
その有り余る才能を使い、ベストアルバム後の4枚目で、ビートがしっかりしていれば歌を歌おうがそれにボーコーダーを通そうがオートチューンを使おうがヒップホップである事を証明した。
ゲストの使い方も相変わらず上手い。
次はエムラスタかな、と勘ぐってみる。
インタビューで「JAZZY」と括られることを嫌がっていたMITSU THE BEATSの所属するGAGLEの4thは、ピアノの旋律は押さえ目に、静かに主張するマッチョなベースが光る名作。
ゲストラッパーがいないため中だるみな感は否めないがシンガー勢の奮闘もあり「スルメ効果」は非常に高い。
ヒップホップ聞かず嫌いに聞いてもらえれば固定概念は吹き飛ばすパワーを持っている。
「改正開始」を新たに宣言したペイジャーの復活アルバムも、ネット(主に2ちゃん)ではひどい叩かれようだったが、一つの「コンピレーションアルバム」だと割り切って聞けば全然聞ける。バイキングで嫌いな食べ物を食べないのと同じ原理だ。
TWIGYがいなければこの順位にならなかった事は認めるが。
基本的に今年の初めに出た作品のほうが聞き込んだ時間が長いので必然的に上位になってしまった。
聞いた回数が多いアルバム順に挙げてみました。
10位以下にも素晴らしいアルバムが揃った。
ここに選んだ20枚に関わったアーティストは来年も期待してます。
さて今年は…
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【参考】『ミュージックマガジン』のHIPHOP(国内)年末ランキング
1位サイプレス上野とロベルト吉野『WONDER WHEEL』
2位SEEDA『SEEDA』
3位AK-69『題名忘れた』
4位ERONE(韻踏合組合)『ゆめもがたり』
5位JUSWANNA『BLACK BOX』
気付けば年末になり、日記もろくにつけずに終わってしまった。
特に書くこともないので今年の日本語ラップの番付をやってみたいと思う。
傑作だらけだったので決めるのが少し大変だった。
1位 SEEDA 『SEEDA』
2位 TERIYAKI BOYZ 『SERIOUS JAPANESE』
3位 S.L.A.C.K 『My Space』
4位 PSG 『DAVID』
5位 JUSWANNA 『BLACK BOX』
6位 S.L.A.C.K 『WHALABOUT』
7位 KREVA 『心臓』
8位 タカツキ 『旅人のリズム』
9位 環ROY×Olive Oil 『weekly session』
10位 GAGLE 『SLOW BUT STEADY』
11位 MICROPHONE PAGER 『王道楽土』
12位 AFRA 『HEART BEAT』
13位 サイプレス上野とロベルト吉野 『WONDER WHEEL』
14位 ISSUGI 『THURSDAY』
15位 L-Vokal,DAG FORCE,DJ SHU-G 『Bars & Vibes』
16位 瘋癲 『FREE』
17位 Meiso 『夜の盗賊』
18位 鎮座DOPENESS 『100%RAP』
19位 NUFFTY 『My FAVORITE CONNECTION』
20位 呪煙 『やっつけコロシアム』
1位のSEEDAはど真ん中/メインストリームの音に得意の「エモさ」を巧みに織り交ぜた傑作。引退宣言後のギネスとのビーフや復活宣言&シングル発売など1年中話題の尽きないアーティストだと感じた。
一方2位のテリヤキはSEEDAにビーフを仕掛けられても、アンサーソングを返さないことは(勘違いだった、のならなおさら返して欲しかった)、ラッパーとしては恥ずべき行為だったがファレル(ネプチューンズ)プロデュースの4曲にやられ、豪華なプロデューサー相手に物怖じしない姿勢の4人はアーティストとしては立派だと思ったので、2位に。
今年の最大の収穫はなによりスラックのアルバム2枚リリースだろう。
『My SPACE』のジャケと帯のコメントが好みで買ったらまさかこんなにフィーリングが合うとは(おかげでライブは6回も見てしまった)。これからも死ぬ程音源を作ってほしい。
そんな彼の兄とその同級生とのグループ、PSGもリリック至上主義なシーンにヒップホップの、ダンスミュージックとしての魅力を最大限にフュチャーしたので高い順位にした。(ハエに関してだけで一曲作れる才能はもっと評価してもいいのではと思う)
同路線では先日見事全世界デビューを飾った鬼才、オリーブオイルとタッグを組んだ環ROYもアルバム3ヵ月連続リリースというワーカホリックっぷり。
来年出るであろう単独名義のアルバムが楽しみで仕方がない。
その点「リリック」と「フロウ」の格好良さを両立させたのがJUSWANNAだ。
韻のMEGA-G、フロウのメシアの両人とも歌詞も「聞かせる」内容だった。90年代を象徴するモクモクトラックも素晴らしい。
SUIKAでの活動も活発なタカツキは相変わらずの独自の路線を爆進中。メルヘンな世界観は老若男女に受け入れられる間口の広さだと思うが売り上げはいまいちだったのだろうか。
「独自の路線」と言えば武道館を一人でロックするクレバも前人未到を絵で描いたような才人だ。
その有り余る才能を使い、ベストアルバム後の4枚目で、ビートがしっかりしていれば歌を歌おうがそれにボーコーダーを通そうがオートチューンを使おうがヒップホップである事を証明した。
ゲストの使い方も相変わらず上手い。
次はエムラスタかな、と勘ぐってみる。
インタビューで「JAZZY」と括られることを嫌がっていたMITSU THE BEATSの所属するGAGLEの4thは、ピアノの旋律は押さえ目に、静かに主張するマッチョなベースが光る名作。
ゲストラッパーがいないため中だるみな感は否めないがシンガー勢の奮闘もあり「スルメ効果」は非常に高い。
ヒップホップ聞かず嫌いに聞いてもらえれば固定概念は吹き飛ばすパワーを持っている。
「改正開始」を新たに宣言したペイジャーの復活アルバムも、ネット(主に2ちゃん)ではひどい叩かれようだったが、一つの「コンピレーションアルバム」だと割り切って聞けば全然聞ける。バイキングで嫌いな食べ物を食べないのと同じ原理だ。
TWIGYがいなければこの順位にならなかった事は認めるが。
基本的に今年の初めに出た作品のほうが聞き込んだ時間が長いので必然的に上位になってしまった。
聞いた回数が多いアルバム順に挙げてみました。
10位以下にも素晴らしいアルバムが揃った。
ここに選んだ20枚に関わったアーティストは来年も期待してます。