★★★
KREVA主宰のレーベル、「くレーベル」から5枚目のコンピレーション。
「五枚目」でプロデューサーは「吾」郎、値段は1「5」00円でアマゾンのレビュー数も「5」と「五」揃いのアルバム。
今回は客演も一段と豪華で、クレジットを見ただけでレジまで持っていってしまった人も多いのではないでしょうか。
今回の主役はトラックメイカーの熊井吾郎。クレジットも「熊井吾郎feat.」とされている。
しかしやはり客演はクレバのコネクションを最大限に生かしたもので、予定調和な感も否めない。midicronica等は熊井吾郎が築いたコネクションなんだから、呼べばまた一味かわったアルバムになったかも。
しかしいくら予定調和であっても豪華なのには変わりはない。M-3に参加したSEEDAはますますメッセージが耳にすんなり入ってくるようになり、引退が悔やまれるほどの出来(復活しましたが)。
疾走感あふれるM-1もポップで聴きやすい。ちょいROMANCREWの面々が乗りずらそうだが。
各人のバースでテーマがころころ変わり、統一感がないが思わず頷いてしまう説得力を備えたM-4も素晴らしい出来。HIPHOPに柔軟な発想を求めるL-VOKALのバースと、いかにもクラブにいそうな「自称ラッパー」を皮肉ったAMIDAのバース、どちらも甲乙付けがたいくらい素晴らしい。クレバのバース??は、正直どうでもいいが。
M-5の千晴はいい加減KREVA模倣は辞めないと取り返しがつかなるんじゃないの??
何度も言うがかなり豪華。しかし5曲で1500円は高いですな。
クレバファン(この場合は日本語ラップ的なKREVAですが)なら買って損はしないはず。