つ、つらい…。

 

週末、体調を崩して寝込んでしまい、8週目の感想をまとめられなかったのですが、

起きられるようになって続きを見てしまって、辛い…。

 

幸せなくるりんぱ同衾はつい1週間前だったのに…泣。

お兄ちゃんにも優三さんにも帰ってきて欲しかったのに…。

 

よねちゃんまで。

 

よねちゃんに関しては、あんな別れ方をしてしまって、そのままなんて私はいやなので絶対生きていると信じています。

 

ひとりじゃない、出来るだけのことはするから、と寅ちゃんを支えようとしてくれていたよねちゃん。妊娠中なのもあってだんだんしんどくなってきた寅ちゃん。穂高先生と話したことでもう何のために戦ってるんだかわからなくなっちゃったんだね、と寅ちゃんの気持ちもわかるのですが、私としては勝手に女子部の皆様の思いを重荷にしないで欲しかったな…。とも思ったのでした。

よねちゃん、きっとまた会えるよね?

 

戦争…本当に恐ろしいですね。花江ちゃんが直道さんが戦争に行ってしまって寂しくて辛くてたまらないのに無理に「お国のために戦ってるのに、ダメよね」って言うシーンがありましたが、涙が出てくると同時に怒りがわいてきました。個人の重なりが国なのに、国じゃなくてひとりひとりが最初にあるのに、そのひとりひとりの幸せを犠牲にして何が国だろうと思って。リアルに考えると普通に暮らしてる人々を紙のお知らせ一つで連れ去って兵士として(兵士ってことは人殺しってこと)働かせるってスゴい話ですよね。

昔々のおろかな時代のお話、とも言い切れないのがますます恐ろしいなと思いました。

 

そんなわけで8週目よりもさらにつらい展開の9週目、気が付いたら冒頭のシーンの日付に近づいてきてますね。こんなに早くここにたどり着くとは思ってなかったのですが、やっぱり寅子の法曹家としての人生はこれからなんですよね。

初の女性弁護士になるまでももちろんとっても大変で、そのさまざまなエピソードは十分ドラマになって私たちの心を揺り動かしてきましたが、なんだかんだ言って恵まれたお嬢様の寅ちゃんが世の中の本当の地獄を見るのはこれからなのかもしれません。(いや、戦後の今、十分地獄なんですが)でもそこで寅ちゃんが「ここは地獄なんかではない」と思えるような瞬間が市井の人々の中にきっとあるはず。それをこれから見届けたいです。

 

それにしても色々なシーンで猪爪家のみんなが、家族を労わって品よく耐えている姿に心を打たれます。家族が亡くなったらもっと取り乱して日々放心していてもおかしくないのにじっと耐えて役割を果たして暮らしている。なかでもはるさんが二人の孫を抱きしめるシーンは泣けました…。(僕にはわかるんだ、寅ちゃんに言ったらもっとひどいことになるって。のセリフには笑いました。遺伝子。くくく。)

 

しかし、なんで直言パパは優三さんの戦死の知らせを隠してたのかしら…。お兄ちゃんに続いてこれ以上寅ちゃんを悲しませたくなかったから?いや、半年も隠しすぎだし。どうなるんでしょうか。

 

ああ、優三さん本当に死んじゃったのかな、もう優三さんに会えないのつらいなあ。

これからが本番の寅ちゃんを支えてあげて欲しかったし、素敵なパパぶりも見せて欲しかった…泣。

 

これは蛇足、私の勝手な想像なのですが、仲野大賀さん、こういういい人の役が結構多いような印象だし、イメージ的にもいわゆるいい人のイメージを持ってる方多いんじゃないかと思うのですが、そうなるとプライベートで女の子に「そんな人だと思わなかった」とか言われないか心配です。くくく。いい人だっていつもいつもいい人でいられるわけではないからね。それにいい人って言葉は文字通りのいい人という意味ではあるけれど、言う人にとって都合のいい人って意味も含まれているように思うので。

 

優三さんっていう役は本当に寅ちゃんにとってとってもいい人だったし、見ている私たちにとってもなんていい旦那さんなんだ!と、ある意味女の夢を背負ったキャラクターでしたね。もう少し優三さんがどんなふうに寅ちゃんを支えていくかを見ていたかったなあと残念です…泣。