7週目、あら~、こういう展開かあ…ってなってました。

 

いや、私はネタバレ記事を読んでしまったので優三さんと結婚することになるのは知ってたんですけどね。

 

まさか、花岡さんがちゃんとプロポーズしないとは思いませんでした。だってねえ、なんかもういろいろダダ洩れしてたし、二人でお祝いを要求してきたらそれはそうだと思いますよね?しかも顔面が岩ちゃんってこともあってそれはもう自信満々に求婚してくるところしか想像できなかったんですよね~。

 

なので、忘れてたんですよ。以前寅ちゃんが花岡さんに「不器用で色々考えすぎちゃう人なのね、本当の花岡さんは」って言ってたことを。そう、そういえばそうだった。そんな花岡さんが、色々考えていないわけがなく、経験を積んで立派な弁護士になりたいって言っている寅ちゃんに佐賀についてきてくれとは、そりゃあ言えないよね…。

とはいえ、いきなり婚約者ってねえ…というモヤモヤした気持ちは、轟さんとよねちゃんが代弁してくれました。

よねちゃんがねえ、ちゃんと寅ちゃんの心配をしているのがうれしかったです。花岡さんと寅ちゃんのことはやっぱりみんななんとなく察して見守ってたんだね。よねちゃんはそんなことは「くだらない!」とか一刀両断しちゃいそうなのに何を言うでもなく寅ちゃんのことみていたんだなあ。さすがに婚約者登場の時はついていけばよかったのにって言ってたけどね。いや、ついてきてくれって言われてないから。

考えるとやっぱり轟さんも言ってたように、寅ちゃんに言うことは言った方がよかったんじゃないかなあ。思ってることは口に出した方がイイってお兄ちゃんも言ってたしさ。そうしたら二人とも同じ展開でももう少すっきりした気持ちになれたのではないかしら。

とはいえ。

自分やお父様のことを考えて、きちんと妻としての役割を当たり前に果たしてくれそうなご婦人と結婚する花岡さん。一人前の弁護士としての社会的地位を得るために結婚しようとする寅子。どっちも同じですよね。私は花岡さんは責められないなあと思いました。

はて、この後口に出さなかったことで昇華できずにちょっと残ってしまった二人の気持ち、後で回収されるときはくるのか、それともここで終わりなのか。私的にはこの時のこと、花岡さんと過去の話として話せる時がくるといいなあとは思います。

 

さてさて、一握りの男は逃してしまったけど、この手があったかの優三さんですよ。

(あ、でも寅ちゃんにとっては優三さんも一握りの男になれそうですよね。ちゃんと寅ちゃんのこと見てるから口紅やワンピースもちゃんとほめてくれそうだもんね。)

 

娘にも母親にも「この手があったか」と言われて、ダークホースみたいな扱いですが、まあこれ以上ないお相手ですよね。見てる人みんな思ったはず!!

「うま味」という言葉に笑っちゃいましたが、優三さんにきっちり訊くことは訊いて、言わなくちゃいけないことはちゃんと伝えているはるさん、とことん寅ちゃんに甘い直言パパ。本当にいいご両親!と寅ちゃんがうらやましかったです。

 

寅ちゃんは仕事のためと割り切って結婚するのだと公言していましたが、なんかモヤモヤしてましたね。よねちゃんにも「やっぱり結婚には愛が必要だと思う?」って訊いてたけど寅ちゃん本人が一番そう思ってたのかなあ。見てる方は優三さんがプロポーズ(?)の時おなかをこわしてる時点で気づいてやれよ!って感じでしたが、本当に優三さんも社会的地位を求めての結婚なのか?っていうのが気になったのかなあ。

まあ、愛はあとからでもいいですからね。いや、優三さんに赤紙がくるまでには間に合うよね?愛。死んじゃってからじゃあ遅いからね、愛!

 

この期に及んでクッキーを焼けちゃう猪爪家にはそんなに影響あるようには描かれてませんが、ちょいちょい挟まれてますもんね、忍び寄る戦争の影。

不穏な予告にも嫌な予感中です…。

 

寅ちゃんと優三さんの初夜の場面で初めて気が付いたのですが、この二人、松尾諭さんの「拾われた男」でも夫婦役をやってましたね!完全に寅ちゃんと優三さんとしてしか見てなかったのでずっと忘れていました。

 

それにしても依頼を受けることができたのは、結婚するからではなさそうでしたよね。気弱そうな依頼人の方だったからなのでは…くくく。これから弁護士としての寅子の成長も見たいです。

 

なんにせよ、来週からは色々とツラい展開になりそうで、ちょっと気が重いです。今週は泣かされなかったので、来週どーんときそう…。でも楽しみに見ます。