二人三脚 -ヨード制限開始− | 甲状腺がんの歩き方

甲状腺がんの歩き方

31歳7ヶ月で発覚した甲状腺がん。
現在までの経過や傷隠しの方法、同病の友人達との交友録etc...を
クールでポップで時にファニーに書き綴っています。
病気が発覚した時、不安を解消してもらい希望をもらった先輩達のブログ。
願わくば自分も微力ながら誰かの道標に:-)

アイソトープ(放射性ヨード治療)の準備として、いよいよ本日よりヨード制限開始です。

私は実家にパラサイトしている身なので、お料理は専属シェフ=母親が作ってくれます。
なので、ヨード制限をするにあたって本当に大変なのは母親だと思います。

昔から我が家の食卓は、お出汁たっぷり薄味の料理が並んでいました。
まさにザ・関西風。

そんな母親の料理に欠かせなかったのが、昆布出汁。
でも、昆布ってヨード含有量が飛び抜けて多いんですよね。
母親は、私が甲状腺がんになってから今までふんだんに使っていた昆布出汁をいりこ出汁に変えました。
日々の食卓に並ぶ分ぐらいなら大丈夫な気もするけど、めっちゃ気にしてます。
そんなわけで、いかに出汁を使わずに調理をするかを考える事が日課になっています。

ただでさえ食事面で気を使わせているのに、さらに負担をかける今回のヨード制限。
私はそれほど食に対して貪欲でもないし、申し訳ないなぁ……と思ったので
「野菜炒めとカレーのローテーションでもいいで。」
と言っていましたが、母親はヨード制限が決まった時からあれやこれやと策を練っておりました。
単調な毎日を過ごす専業主婦の母親いわく「緊張感があっていいわ。」との事です。
毎日同じ食事だと不憫だというのが、本当の理由だと思います。
いくつになっても母親は母親でこどもはこどもなんですよね……。
それならそれで「ま、いっか。」と母親のやりたいようにやらせる事にしました。

そのかわり…私はできるだけヨード制限の事を詳しく調べ、母親が納得できるように伝える事にしました。
こういうものはこういう理由でダメ!とか。
制限し過ぎると食べるものがなくなるから、少しぐらいなら大丈夫!とか。

まさに親子二人三脚なヨード制限。
足並みは揃っているのかどうか分かりませんが、最終的には煮詰まると「まぁ、なんとかなるわ。」な親子なので、なんだかんだでこの状況を楽しんでいます。

笑顔でゴールテープが切れるように…がんばりますっ!!!(=∀=)=3