こんにちは。

 

岩手県盛岡市の占い師 サニー・レンです。

 

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最近、マザー・テレサについて書かれた本を読み返しています。

 

数年前に読んだときより、ずっと理解が進んだのを感じます。

 

というか、数年前って、

 

じつは全然理解できてなかったんじゃない?!

 

と思います・・・・(汗)

 

「うわっつらだけ文字をなぞって、わかった気になっていたな」

 

と、ひしひしと感じるのです。

 

 

マザーのどの言葉も、すべて心染みるのですが、

 

その中でひとつご紹介。

 

「他人をとがめる資格が私たちにあるのでしょうか。

 

たしかに正しくないと思うことをしている人たちがいます。

 

でも、なぜそうしているかという理由はわかりません。

 

イエスは、人を裁くなと言われました。

 

もしかしたら、他人の誤った行いの責任は、私たちにあるのかもしれないのです。

 

 

皆、私たちの兄弟姉妹だということを忘れないでいましょう。

 

あのハンセン病者も、この病気の人も、あの酔っ払いも、

 

皆、私たちの兄弟姉妹なのです。

 

その人たちも、神によって創られた人たちなのです。

 

これは、私たちが決して忘れてはいけないことなのです。

 

皆、皆、私たちの兄弟姉妹なのです。

 

 

誰も彼らに愛と理解の手を差し伸べなかったから、

 

街をうろつているのであって、

 

あなたも私も、他人から愛と理解を受けていなかったら、

 

同じことをしていたかもしれないのです。

 

 

一人のアルコール依存症の人が話してくれたことが心に焼き付いています。

 

自分がアルコールに溺れたのは

 

誰も愛してくれない事実を忘れたくてのことだったというころでした。

 

 

貧しい人たちを非難する前に、

 

自分の心の中を見つめる義務が私たち一人ひとりにあります。」

 

(「マザー・テレサ 愛と祈りの言葉」PHP出版より抜粋)

 

 

 

「あなたも私も、他人から愛と理解を受けていなかったら、

 

同じことをしていたかもしれないのです。」

 

という言葉には、はっとさせられます。

 

 

私にはマザー・テレサのように大きいことをできるわけはないけれど、

 

目の前の人を愛し、理解しようとすることが大事だなぁと思います。


 

マザー・テレサは、ほほえみかけることの大切さについても語っています。

 

「なんでもないほほえみが及ぼす効果には、計り知れないものがあります。」

 

と、言っています。

 

 

そして、また、

 

「一緒に住んでいたり、

 

または血のつながった親族といった人たちにほほえみかけることは、

 

あまり親しくない人々に対してほほえみかけるよりむずかしい時があるものです。

 

「愛は近きより」ということを忘れないようにしましょう。」

 

とも言っています。

 

 

本当にね、

 

近しい人だから、血がつながっているからこそ、

 

わかってもらいたい、

 

愛してもらいたい、

 

傷つけないでほしい、

 

ありのままを認めてほしい、

 

っていう気持ちを持つ。

 

 

鑑定室にいらっしゃる方も、

 

「親なのに、どうしても許せないんです。」

 

「自分の子なのに、イライラするんです。」

 

とおっしゃって、自分を責めていらっしゃる方が訪れます。

 

 

「親なのに」っていうより、

 

「親だから」なんだよね、って思います。

 

 

 

聖人と呼ばれる人たちのように、

 

すべての人の中に神様を見て、

 

神様に奉仕するつもりでその人に微笑むことができれば最高だけど、

 

いきなりそうはいかないことの方が多いと思う。

 

 

 

「愛は近きより」

 

って言われも、

 

「できないよ!」

 

ってこともあって当然だと思う。

 

そういうときは、ちょっと考えてみましょう。

 

 

あなたにとって、一番近いのは、だぁれ?

 

それは、あなた。

 

 

まずは自分をたくさん愛してあげなきゃね。

 

自分をたくさん理解してあげなきゃね。

 

 

「愛と理解」というのも大事なワードだなと思います。

 

 

「自分を愛せない」とおっしゃる方は、

 

自分の気持ちより他者の気持ちを優先していたり、

 

自分で自分を認めるのではなく、他者からの評価で自分を評価していたり、

 

自分の気持ちや欲求を大事にできてないことが多い気がします。

 

無意識に自分を後回しにして、それが当たり前になっている。

 

 

「そんなことはないです!私はむしろ、自分の気持ちを出し過ぎて、

 

いつも周りにイライラをぶつけてます!」

 

という方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

 

でも、

 

「じゃあ、そのイライラに向き合っていますか?

 

その奥に隠れた自分の気持ちを理解していますか?」

 

というとね、

 

その奥にかくれた

 

理解されないことへの悲しみや、

 

愛されていない気がするという怖れにはフタをしていることもあります。

 

 

なので、

 

「他者を愛し、理解する」ができない時は、

 

自分を責めるのではなく、

 

自分に一番近い「自分自身」を理解して、

 

愛してあげましょうというサインかもしれません。

 

 

 

私がマザーのこの言葉を、数年前よりずっと心に落とすことができたのは、

 

「自分を愛し、理解する」

 

というのが、以前よりできるようになったからだと思うのです。

 

 

私はね、自分を愛し、理解した時、

 

自分は思っていたよりずっと、

 

いろんな人からも愛されていたということに気づいたんですね。

 

で、自分からの愛と他者からの愛に気づけていなかったら、

 

ぶっちゃけ、やさぐれていたかもしれないな、と思うのですね。

 

だから、

 

「あなたも私も、他人から愛と理解を受けていなかったら、

 

同じことをしていたかもしれないのです。」

 

っていうのが、「うん、うん、そうだよね」

 

って、今は心から思えるようになりました。

 

そして、目の前の人を愛し、理解したいと思えるようになりました。

 

 

 

ちなみにね、

 

「自分を理解したり、愛する方法がどうしてもわからなくて苦しい」

 

「そうしたらいいのはわかるけど、できない」

 

という方もいらっしゃると思います。

 

今、そういう方向けの心理セラピーの手法を学んでいるところです。

 

もう少しお待ちくださいね。