“ 重い ”、そんな言葉一つで大切な人の心を簡単に傷つけて、
その人が大切な人と過ごしてきた過去さえ、無かったことにしてしまう。
本当に相手は、言葉ほどに嫌なことをしてきたのか?
思い遣りをもって接してくれなかったのか?
無理なことを何か要求してきたのか?
そのようなことを、しっかりと判断していたら、もっと違う表現になるだろう。
人は、図々しさの中で生きることも必要だけれど、
誰かを傷つけて得られるものなど、何もない。
“ 生きている人ほど怖いものはない。”
そう、私の曽祖母は教えてくれた。
だからこそ、多少思い通りにならなくとも、
共に成長し合い、愛し合い、優しく抱きしめ合える相手がいるのならば、
それは、奇跡のように大きな幸せだ。
全て、望んで手に入るものではないからだ。
努力しても手に入るものではないからだ。
それなのに、距離が近くなると、人は大切なものを見失いがちになるから、幸せを取りこぼしてしまう。
これは、恋愛に限らず、友情にも言えること。
何が起きても、涙が乾くまで寄り添ってくれる、家族ではないそんな他人があなたのそばにいるならば、与えられた幸運だと信じて、共に、更にあたたかな幸せに育てるべく、大切にすべきだろう。
いつか、心の花束を渡せるようになるくらいに。