ガォー!
先日、テレビで
「フォーリーアーティスト」というお仕事をしている方の特集番組を見ました。
映画を撮るときは、演者の会話だけでなく周囲の物音もいっしょに録音するため
吹き替え版にするときに
一旦「演者の会話」と「周囲の物音」を外付けで録音しなおすことがよくあるそう。
フォーリーアーティストは、その「周囲の物音」を専門に扱うお仕事なんですって。
「音」で映画を作る。
とっても地味ですが、映画の良し悪しは音で決まると言われるほど重要なお仕事だと、番組で知りました。
面白い仕事だな~!なんて、夢中で見ていたんですが、
なかでも面白かったのは
「音」を混ぜるシーン。
無音の映像には、
深い雪原に足を踏み込み、力強く歩く男の人。
そこに、音を混ぜ込んでいくんです。
「深く積もった雪を踏む音」
「ゴツいジャケットが擦れる音」
「木の枝に膝が当たって、枝がポキッと折れる音」
「雪が少し溶けて、湿った音」
…
ひとつずつ音を丁寧に撮って、
そこに混ぜ込んでいく。
雪道を歩くという単純な動作のなかに、
こんなにもたくさんの音が重なり合っているんだなぁと、感動しました^^
…これね、
瞑想しているときと感覚が似ているなって思ったんです。
「今」この一瞬を感じる時、
感情や思考は同時多発的にいくつも発生することがある。
単一であることのほうが、稀。
フォーリーアーティストさんは、「耳」を使って、今この瞬間を感じ取っているんですね^^
人は、今この瞬間を五感で感じ取り、充したとき、幸せを感じる生き物。
どんな小さなことでも大丈夫です。
瞑想でも、ヨガでも、その他の何でもいいのです。
今この瞬間を、感覚を使って感じてみてくださいね^^