ミク「月ちゃん、元気してる?」

ミクからLINEが届いた。

高校生の時には毎日一緒にいた友達とも離れた所に居る事もあって、数年会わなくなっていた。

あのキラキラした毎日も、学校に行けば毎日会えていた大好きだった人も今じゃ会えなくなった。

会おうと思えば会えるのにね。



―私達が高校生だった頃―


私は公立高校から編入して夜間高校に入った。

なぜ高校を変えたのかは、また書くとして。

一年生は別の高校に行って、二年生から夜間の高校に入る事にした。

一年生から居る子がほとんどだろうし、もうグループみたいなのが出来ていて、そこに入っていけるような陽キャではなかったので、一人で居ようと決めていた。


ミク「ねぇ、そのTシャツめちゃくちゃカッコいいね!ダンスしてるの?」 

体育の時間に突然話しかけられた。

ミクは明るい綺麗な女の子。


私はHIPHOPダンスをやっていて、その日ダンスTシャツを着ていた。そのTシャツが気になったらしい。

私「うん。ダンスやってるよ。」

ミク「今度教えてよ!」

私「えっ?」

ミク「仲良くしよ!」

急に話しかけられ、押しの強さにビックリした。

でも、目をキラキラさせてるミクを見て、悪い子じゃなさそうだし…と、

私「いいよ。」と渋々答えた。

ミクは「やったー」と無邪気に喜んだ。


続く…