実家の父、退院してから1ヶ月が経ちました

脳梗塞の後遺症は軽減せず、母も最初の頃はオロオロしてましたが、最近は慣れてきたのか、落ち着いて対処できているようです

とはいえ、先日ビデオ通話していたら、突然父が画面から消え、母が「お、お、お父さん!」と叫ぶので何かと思ったら、瞬間的に痙攣をしたらしく、座椅子から滑り落ちてしまいましたアセアセ

意識はあり、すぐに痙攣も治まりましたが、これも後遺症だとか、でも家族にはさっぱり判断つかないで困りますショック


ただ退院直後に比べたら、父の顔色も動きもぜんぜん良いので、自宅介護は大変ですが、母も兄たち(車で30分のところに在住)も頑張ってくれてるおかげと感謝しています


都内組が手伝えないので、兄夫婦が週末行ってくれてるのですが、その兄はこれまで父とは侃侃諤諤(けんけんがくがく)の仲えー?

兄は父をこきおろし、父は言葉に出来ず悶々とする、、、が何十年も続いてたので、私も母も、兄は父をどのくらい面倒見てくれるんだろう?と期待薄めでいたのです


ところが倒れて以降、兄は1日2回必ずビデオ通話で父に話しかけ、この間は用事で行けないはずが時間ができたからと、数時間寄ってくれ、母は畑に行きたいから兄に父を寝かせてくれるよう頼んで出かけたそうです


帰ってくると、父が兄と一緒に居間にいて、母はビックリ!

いつもだと、居間は嫌だ、ベッドで寝ると駄々をこねるのに、嬉しそうに起きている姿を見て、本当はこうしたかったんだなと思ったそうです


そしてその夜のこと

父を寝かせつけ、母がお風呂に入っていると、どこからか「うぉんうぉん」と音が聞こえてきたそうです

なんだろうとお風呂から上がって音のする方へ行くと、父が声を上げて泣いていて、「どうしたの?」と聞くと「皆んなが居なくてさみしい」とまたうぉんうぉん泣いたそうです


母からその日のことを聞き、「あんなにいがみあってたのに、不思議なもんだねぇ」と驚きつつ、私も記憶に残っている、兄が子どもの頃に父と二人でお城見物によく行ってた話をしながら、元々は仲良かったんだよね、と2人で話しました

兄と父の心境の変化を目の当たりにした母が一番喜んでいます


私は父が自分の心の底にあった感情を吐露できたことが、心底良かったなぁーと嬉しく思います

きっと入院していた期間、家族とほんの少しも会えず、耐えに耐えていたのも、この堰を切ったように、思いが出てくるキッカケとなったと思います

父はこの「さみしい」を子どもの頃から飲み込んできていて、その反動で時折メンタルが不調をきたしていました


優しいだけに、無意識に大声をあげて発散する姿のギャップに、家族は何も言えませんでした


やっと自分の本心を解放し、深い深い傷が癒えたように感じていますキラキラ


さて、私は近いうちに、かなり怪しい隠密行動で(笑)父に会ってきたいと思っております

叶えられますようにラブ