中学3年生の夏。

私と娘の関係は以前とはだいぶ変化してきていました。

『お母さん、変わったよね』
『お母さん話を聞いてくれるようになった』
娘の口からそんな言葉が出ました。



子どものこころのコーチングで、「聞く」を学んですぐの頃は、私の対応が変わったことに娘は違和感を感じているようでした。


『なんかその聞き方いやだ。白々しい。うそくさい』と言われたこともありました。


この方法も娘にはダメなのかーと最初は思いました。

でもしばらく続けていたらね、ほんとに母娘の会話タイムがめちゃくちゃ楽しくなりました。


※後で代表のミカさんと話すことがあって、聞き方に慣れるまで時間が少し必要だったのかもねって。

そういう時は「どんなところがそう思った?」と子どもに訊いてみてもいいよね、とも。なるほど!






この頃は2人で好きな音楽のライブによく出かけていました。

東京、大阪、福岡…平日でも行ける!
今だから出来ること!をしました。

私も家を離れたほうが、娘の話をじっくり聞けたしね。

道中、進路の話をすることも多くなりました。


私はとりあえず高校は卒業してほしい、どんな形でもいいから…と思っていたのですが。


娘は現在通っている韓国の芸術高校に入学して卒業したいんだと言います。

正直、私には夢のまた夢の話にしか当時は思えませんでした。




韓国に一度旅行に行ったことがあるだけでなんの伝手もないし。
留学だったらまだしも、入学?卒業?って。



でも、娘がそんなやる気をみせたことは純粋に嬉しかったです。


だからとりあえず!とりあえず!
の気持ちで2人で調べ始めました。



ネットで調べたところ、韓国高校への留学をサポートしてくれるところがあることがわかりました。

が、留学期間は最大1年まで。
編入はできないことがわかりました。(当時)

加えて、希望者多数で来年度の申し込みはもう〆切だということも。



卒業できないことがわかり、別の高校も考えてみたらと提案したけど

次年度になってもいいから、希望の高校に留学したい、日本人だと卒業ができないなら、一年か半年の留学にして、高校卒業は日本の高校でするからと娘。


留学も申し込んだところで韓国高校から許可が出なければ叶わないこと。

私は物事なんでも絶望的観測から入るもので…
ダメ元でね、と自分に言い訳しながら、「じゃ来年度募集があったら挑戦してみる?」と答えたように思います。


私と楽しい事には出かけられても、日々はやはり私も仕事もあり、一人で家にこもっていることが多かった娘。

なによりその気持ちが彼女が動き出すきっかけになる一筋の光のように思えたから。


ダメ元ダメ元と自分のいろいろな不安をごまかしている母親をよそに娘は留学をしながらでも高校卒業ができる
ルネサンス高等学校さんを見つけてきました。


年間数日のスクーリングと後はタブレットでの学習で単位を取得し卒業ができる高校です。

「私ここに入って、留学したい。」


あぁ、娘よ、本気なんだね汗


でも娘の希望高校はかなりの人気校、狭き門。
来年度だって留学できるとは限らないのです。


娘のせっかくの希望の光を消したくはないものの
うーん、かなり険しい道だろうなと複雑な気持ちでした。

でもとりあえず、留学は置いといても高校に入学する気になってるんだから、私的にはこれ幸いかも…と
ルネサンス高等学校の見学バスツアーに参加することにしました。


ここでのご縁もすごかったの!

見学バスツアーの日、集合場所に着いて、私がお手洗いに行って戻ってきたら、激コミュ障な娘が初対面の先生と楽しそうに盛り上がって話してるじゃん!!



私と同年代と思われる男の先生だったんだけど、
なんと!SUPER JONIORファンの先生だったんだって!!


それで、娘が韓国の高校へ行きたいから、この学校に入りたいと思ってるんだって言ったら
(当時の私はこういうのもヒヤヒヤしてた。そんな入る前から、行けるかもわかんないのに言っちゃうんや!って)

そしたら、先生
すごい!!
いいじゃん!!
がんばれ!!
きっとできるよ!!って。




やられたーーーーーー!!!

私それ全然今まで言えてなかったなーって。
今回のことだけじゃなくてね。
なにごとにも。

でも誰でもできることじゃないじゃんとか、
じゃあ頑張らないとねー(頑張らなきゃムリ)とかね。



そんなことはきっと本人もわかってるんだよね。
なのに、つまんないこと言ってたなーって。




先生は

やろうと思うなら、ルネ高でできることはどんどん利用したらいい。
ルネ高のスタイルを活用したら実現できる!応援する!って即答。






そうか、私は心配な気持ちを、そのまま娘に投げるばかりだったんだ。

心配な気持ちはもちろんあるんだけど、応援したい気持ちがあるなら、それを渡さなきゃって。


そうして初めてあなたを信じてるという想いが伝わるのかも!と先生から感じたのです。


娘はその日にルネ高への入学を決めました。


信じてもらえたら人はすごい力が出るんだね。


他のどの先生も、おもしろくて魅力的な方達ばかりでした。

めちゃくちゃ面白いバスツアーの一日でした。

こんな学校があるんだねー!

こんなご縁に巡り合えたことも不登校のおかげ!ありがとう!って思えた日でした。



こうして
2017年4月からはルネ高で高校生活を始めることが決まりました。

が、まだそれまで半年近く時間がありました。


その間、地元の中学には行くつもりが全くないと改めて娘から話がありました。

韓国での留学先を考えるために、早く韓国の学校を見てみたい、韓国語ももっと勉強したいということで、中学生の間に短期滞在できる留学先を探したい!行かせてほしいという事でした。


韓国留学を仲介している会社が運営するフリースクールにまずは短期留学してみようということになり、11月見学のため韓国へ向かったのでした。