おはようございます。
アメリカ在住18年、英語コーチ・ライフコーチのAkikoです。
今日も読んでくださってありがとうございます。
今日は、ちまたに言われる「英語脳」について、書いてみたいと思います。
そもそも、「英語脳」ってなんでしょうか?
実際、物理的に、母国語を話している時と、第二外国語をはなしているときに、
生物学的に違う脳の部分を使っているか、というとそうではありません。
英語が話される状況の中で、日本語を介さずに、英語でコミュニケーションが
とれる状態を比喩的にそう表現しているだけです。
じゃあ、いわゆる英語脳を使っている、という状態、すなわち、どうやったら
日本語を介さずに、自然な英語で話せるようになるのか。
これには、まず、英語ネイティブがどうやって世界を見ているのか、知ることがが
必要になります。
例えば、英語で住所を書いたことがありますか?
ある方は、番地→住んでいる道の名前→町の名前→州の名前 という順番にとまどったことが
あるかもしれません。
おまけに、アメリカでは道ひとつひとつに名前がついているの???と友人に驚かれて、
確かにそうだ、日本ではないよね、と実感した覚えがあります。
日本では、まず県があって、そして町、そのあとで町の中の小さな区画、その中の一点、という
感じですよね。
そうみると、日本語は外側から内側へ、英語では中心から外側に向かって言語を紡いでいくことに
なります。
それは、言語にもあらわれていて、
日本語
昨日 学校で 英語を 勉強しました。 (全体から 時間 → 場所 → 行為)
英語
I studied English at school yesterday (中心から 行為 → 場所 → 時間)
となっています。
これを知ることで、英語を話すとき、まず「行為の主体者、そしてどこで、それからいつ」
という順番が自然に入ってきますよね。
ちまたに言われている「英語脳を養う」って、ただひたすら、日本語から英語に瞬間的に
変換することができるようになることだけではなく、英語ネイティブがどうやって世界を
見ているかをしることが大切になります。
そのうえで、本当の意味で、英語を話すときに、自然に文を紡いでいくことができるように
なっていくので。
そんなネイティブ感覚をインストールすることで、必要最低限の単語で自分の言いたいことを
コミュニケーションしていくことが可能になります。
「英語脳を養う」ってどうするの、という方のヒントになれば幸いです。
今日も良い一日をお過ごしください。
Have a beautiful day!