セラピストみきの日記義理チョコ義理チョコ




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先日、札幌で自主上映会をなさっている団体の方と繋がることができて
見てきました
ドキュメント映画  うまれる  です


このblogは
もともとの仲良し向けのblogではありません
もちろん、応援してくれている知人や友人も見てくれているし、それはとても心強くありがたい事なのですが
私を知らない、もしかしたらこれからお客様になってくださるかもしれない方に向けて書いているものですので
あまりにもプライベートな思いや想いをつらつらと書くことはしないつもりでしたが……

この映画を見て感化された事はどこかに残しておきたくて
そして命について考えることは誰にでも必要なことだと思うので

偶然にでもこのblogを見てくださった方に届けばイイな……と、考え

書かせていただきます



まず
最近知って
驚いた事……

未成年の人工中絶
北海道が全国第一位
と、いう事

先日札幌で養護教諭をしている同じ年の女性と知り合うことができ、仲良くなるなかで知ることができた衝撃の事実

東京や大阪【大都会ではなく北海道が!?!?!?

驚きますよね……

そんな話を聞かされていた私が、偶然にもこの映画の上映会に出会えました
見ない理由はありませんでした
命について
考えなければならない時間を
つい最近通ってきていたのです
それは、もしかしたら誰にでもある、誰にでも起こりうる事
私には身近すぎて、でも私なんかよりももっとずっと辛く身近に感じる方がいるはずだと自分を奮い立たせて
自分の母親と一緒に見に行きました


私は未成年での妊娠、出産を経験しました
一時期、家庭を築く時間も過ごしましたが
シングルマザーとして両親の助けを得ながら子育てをしています
なんの覚悟もなく授かった命に対して、私は愛情よりも不安ばかり持ち
周りでは徐々に祝福されて誕生を迎え入れる準備をされていく中で
子供過ぎた私はまったく自分の変化や環境についていけず……流産を望んでわざと階段から落ちてみたりした事もありました
私は本当に子供で。
胎動を感じる頃には自分の子供として認識し、愛情も持てていましたがそれまでは不安やストレスが自分の気持ちを占めていました。

息子は私のお腹の中で順調に育ち
十代の初産とは思われないほどの安産で誕生してきてくれました

この映画は、体内記憶のお話からはじまります

【ママのお腹を選んできたんだよ】
っという子供のメッセージを受け取った母親へのインタビューからはじまります

そして

*重大なハンディを持って生まれてくる赤ちゃん
*出産直前に亡くなってしまう赤ちゃん
*母親からの愛情を受け取れない幼少期をすごし【母】になる事に恐れを持っている女性
*赤ちゃんを待ち続け努力しても授かることができなかった女性
そんな、4組の一般家庭のご夫婦に密着取材をしたドキュメント映画でした

体内記憶がもし私の息子にあったのなら
恨まれているだろうなって私は思います
妊娠初期は愛情を持てず不安ばかりで、一瞬だけでも流産を望んだりしたくらいです
きっと、居心地の悪いお腹だった事だろうと

息子には、体内記憶はありませんでした
ですが
出生時記憶がある子供でした

3才くらいの頃
息子が話してくれた事がありました

生まれたときは……
寒かった
嫌な感じだった
眩しかった
ピンク色と緑色が見えた
お風呂みたいなのに入って
眠くなった
そんな話をしてくれました

息子を取り上げてくれた助産師はピンクのユニフォームで
緑色のシートを広げた私の胸の上に生まれてすぐにあげてくれる病院でした
最初は泣いていた息子は、洗ったり拭いたりの処置をされている間にすぐに眠りにつき、助産師さんに心配されるくらいの子供でした

お腹の中にいるときは、覚えていないそうです
ですが、幸せだったといっていました

3才の子供の話です
もしかしたら、想像力から来るファンタジーかもしれない
でも、それでも私には幸せな出来事でした


世の中には、
子供の誕生を喜ばない親っているのかな……
いるかもしれない
でも
そこにはきっと計り知れない事情があるんだろうなって思います
そして
同じように世の中には、
授かった命を誕生させられない親も
これは、未成年の人工中絶だけではありません
母体だけでなく、それこそ計り知れない様々な事情があるんだと
思います

批判も中傷もするつもりはありません
だけど、今回この映画で知ることのできた4組のご夫婦の人生を、応援せずにはいれないと感じました

台本のないドキュメントで、その方々が本当に感じたナマの言葉にはとても愛があって

この映画を
私を生んでくれた母のとなりで見ることができて
私は幸せな人間なのだと、感じました

息子がいつもそばにいて
母の料理を毎日食べられて
父がいつも帰ってくる
私の毎日が当たり前にやってくるのは
小さな奇跡の積み重ねなのだと
心に刻みました


この映画は
自主上映会というかたちでしか見ることができません
だから私は、いつか千歳で上映会を実施したいと考えています
思春期の息子を持つし母親として
この映画を教育機関で働く先生方に、まずは届けたいと思います
実現には時間がかかるかもしれないけど……

いつか。身近な方々にお届けしよう。
そう思います



あまりにもプライベートなblog……
多分、これが最後(たぶん(笑)
いつか削除するかもしれませんが
読んでくださって
ありがとうございました