セラピストみきの日記
振り返ってみると、明確な理由はなかった気がするけれど
ありとあらゆる消去法の成り立ちからここに行き着いた気がする
幼い頃からからだが弱く
毎週点滴をしたり吸入をしたり
発作が出るからと体育の授業を避けて通ってきた私
必然的に医療に憧れ、一時は看護師を目指したいと思ってみたりもして
学力やその業界への興味が続かない自分に気がつき、高校を進路未決定のまま卒業
子供を持ちパートタイムの仕事を探す中で病院での仕事に就くことができた
助手以下の仕事だったけどやはり医療機関での仕事は楽しくて
何度か転職を繰り返していてもいつも医療機関での求人にばかり目がいくので……
医療事務の資格を取ることに‼フルタイムの仕事をしながらスクールには通えないので
かつてやっていたコンパニオンやモニタリングのアルバイトに加え、エステでのお仕事も。
エステね……
ここが、分岐点
私は元々長く患者様と関われる分野での勤務に、医療機関で就きたかった。通院や退院が終わったとしても、リハビリの分野はその先の時間を一緒にすごし長く関わることができるのでは。と。そこからはなんとなく【作業療法士】が、夢になった
私が就いたエステの施術は、いわゆるビューティーな分野とは違いリラクゼーションに近いものがあった。
予防医学の観点で、病気になってしまう前に。怪我をする前に。体のメンテナンスと心の癒しを求めていらっしゃる【患者様】ではなく【お客様】の体に触れる。
こんな分野もあるのか!と、言うことで。
リハビリテーション分野での就職や医療機関への就職に固執せず『癒し』の分野での選択肢を得る……のが、27才ころ。
義務教育の子供を抱えるシングルマザーがトツゼン『作業療法士になるために大学にいきます!』なんて言って叶え訳もなく
この世界に流れ着きました
妥協や消去法からの人生の選択が間違っていなかったと、最高な選択をできたと、自分をちょっとだけ誉めてあげる毎日を送っております