ペットと飼い主の後悔しない生き方を提案!15年間1000人の飼い主さんとお話ししてきた
獣医師 岩田まりこのブログです。
病院では教えてくれない、
あなたのペットだけに合う
自然療法を使ったケアの方法を教えます
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狂犬病予防接種が始まりました
狂犬病予防接種は4月から6月の間に注射をします。
愛犬の体調が良いときに、余裕をもってしてくださいね。
このシーズンに多いお悩み3選についてまとめました!
まず、ちょっとまぎらわしい言葉の説明ですが、
ワクチンとは、1~10種の種類があって、ジステンパーやパルボといった感染症を予防する注射のことをいいます。
これは飼い主さんが、打つ、打たないを決めることができますが、
感染すると犬が死んでしまう病気もあるし、
犬同士でうつる病気だけでなく、
たとえばねずみのおしっこなんかに感染源の菌がいる病気もあるので、
積極的にお外に出掛ける子は、
ワクチンが必要です。
ペットホテルやドッグランでもワクチンをしていないと
利用を断られることも多いです。
狂犬病予防接種は狂犬病だけの予防で、こちらは法律で飼い主さんの義務になっています。
①そろそろワクチンも打ちたい、そんなときはどうする?
狂犬病予防接種の方を先にやると、
1週間後にワクチン接種ができます。
去年のワクチンから1年以上たっているときは
ワクチンをなるべく早めに打った方がいいですが、
そうでないときは、
全体のスケジュールをコンパクトに終わらせることができるので、
狂犬病予防接種を先に済ませることをおすすめします。
ワクチン接種を先にやると、狂犬病予防接種までに1ヵ月あけます。
②フィラリア予防と一緒にできる?
できます。
フィラリア予防には1年間効果のある注射薬もあって、
狂犬病予防接種と同時に打つこともできるので
飲ませ忘れが心配な飼い主さんは
かかりつけ医さんに相談してみてください。
フィラリアの飲み薬を使っている子は
同時にやったから副作用が出る、ということはないですが、
もしも副作用が出たときに、
どちらの副作用なのか分からなくなるので
同時にやらなくてもいいよー、という余裕があるときは
2,3日間隔をあけてやってもいいと思います。
③高齢や持病がある子も予防接種しないとダメ?
獣医師の判断で、
猶予、といって、
今年度は予防接種をしないでおく、
ということもできます。
高齢や持病で、注射をするのが不安な時は、
かかりつけ医さんに相談してみてください。
猶予はあくまで【今年度】の話で、
来年度からもずっと打たなくていい、というものではありません。
来年はまた相談、ということになります。
分からないこと
不安なことは
どんどんかかりつけ医さんに聞いてみてください!
私は自然療法が好きですが、
ワクチンやフィラリア予防は大切だと思っています。
なので
フィラリアやノミ・マダニの予防薬を飲ませたうえで
アロマでの虫よけスプレーを作って、
からだにかけてあげる、というやり方にしていますよ!