ペットと飼い主の後悔しない生き方を提案!15年間1000人の飼い主さんとお話ししてきた
獣医師 岩田まりこのブログです。
病院では教えてくれない、
あなたのペットだけに合う
自然療法を使ったケアの方法を教えます
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その痛み、血のめぐりの悪さが原因かも
今はだいぶ良くなったのですが、
クリームの体質のひとつに、
瘀血、という
血のめぐりの悪さがあります。
流れが悪いので
血があったとしても、
うまく使われません。
血が足りない!みたいな状況です。
毛艶が悪いとか
手足が冷える、
シミ、
色素沈着、
しこりができやすい、
なんて症状もあります。
クリームは、
手足、耳先の冷え(これは瘀血だけにある症状ってわけでもないのですが)
耳やおなかのシミ、
舌の色の悪さ
(赤黒い、というか赤紫というか)
が目立ってました。
ほかには、
腰のあたりで一か所、
いつも気にしているところがあって
良く舐めたり、
噛んだりしていました。
この、
血のめぐりの悪さがあると、
筋肉にも血が行きわたらないので
からだに痛みも出てきます。
わたしは体感したことないのですが、
さすような痛み、とも
しびれのような痛みとも言われます。
瘀血の痛みは
急に傷みだすのと
痛い場所がハッキリしていることが特徴で、
少し寒いときに出ることが多いです。
ほんとうに、お薬や安静でいいの?
痛みが出れば、
特に足なんかだと、
足を着かないように歩きます。
ジャンプしたときに痛めたかな?とか、
床が滑ったかな?とか
原因を探したり、
病院ではレントゲンを撮ったりしますが、
こういった痛みは
もちろんレントゲンでは分からないので、
骨や関節は異常なし、
軟部組織の痛みかな、
ということになります。
痛み止めで、
なるべく運動を控えて、
ということになりそうです。
犬は
しびれのような違和感の場合は
手でさすれないので、
舐めます。
皮膚炎でもないのに
よく舐める、
なんてことが、
瘀血から起きているかもしれません。
こんなふうに
東洋医学的に体質を見ると、
愛犬の体が出しているサインを拾ってあげられるので
原因が見えてきます。
こう考えると、
お薬より、
ごはんを変えて
体質を変えていくことが
これから先、
大きな病気を防ぐのに
大切です