ペットと飼い主の後悔しない生き方を提案!15年間1000人の飼い主さんとお話ししてきた
獣医師 岩田まりこのブログです。
病院では教えてくれない、
あなたのペットだけに合う
自然療法を使ったケアの方法を教えます
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本当に太っているだけ?もともとそういう子?
クリームの体質改善の目標の一つに
体のよぶんなお水を出したい、
というのがあります。
うちに来た頃はゆるいうんちばかりしていて、
ちょっと食べ慣れないもの
固めの野菜や
少し量が多いと
すぐ下痢になっていました。
これは
胃腸の元気、
胃腸のエネルギー不足のタイプです。
はたらきの弱い胃腸で
体のよぶんなお水が出せず、
体全体が
ぽちゃっとむくんでいて
特に首のうしろあたりは
親指と人差し指で皮膚をつまむときに
かなりの厚みでしかつまめないくらい
厚みがありました。
つまむイメージです。
むくんでいると
水っぽいぶん、皮膚を小さくつまめません。
目が大きくスッキリと開くようになり、キラキラしています。
首回りのもたつきもなくなりました。
痩せたというより
むくみが取れたんです。
一年前ですが
若返りました
これがこの子の普通、と思ってしまえばそれまでですが、
本当の姿ではなかったんです。
うちに来た時より
体重は150グラム減って
ちょうどいい体型を維持しています。
ただ、繁殖犬で、
おさんぽをしない生活だったので
もともと後足の筋肉は少なめです。
胃腸が弱くてむくむ子のケア
胃腸、
つまり東洋医学では脾(ひ)、になりますが
脾の弱い子
すぐおなかをこわす子は
胃腸に元気を与えてくれる
おいも類やかぼちゃ
お米などが必要です。
それから
胃腸の弱い子には
余分なお水を出すのを手伝う食材も大切になります。
うちはハト麦。
それから、
手作りごはんをあげはじめて様子を見ている子には
野菜の量や種類を少なめにして様子をみること、
柔らかく煮たり、
野菜の筋を断ち切るように調理してあげること
一日分を3回くらいにわけてあげるなど
消化しやすいように工夫してみるのもいいと思います。