ペットと飼い主の後悔しない生き方を提案!15年間1000人の飼い主さんとお話ししてきた
獣医師 岩田まりこのブログです。
病院では教えてくれない、
あなたのペットだけに合う
自然療法を使ったケアの方法を教えます
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下痢にもいろいろあります
急な下痢のとき、原因を考えると
どうすればいいのかが見えてきます。
前回の続きなので
いきなり、土、とか出てくるので
よかったら前回から読んでくださいね
急な下痢、軟便の原因は
寒さ(冷え)、
暑さ(熱)、
消化不良の3つがあります。
① 寒さと湿気
寒い(冷えている)うえに湿気が強いと、
土は乾くこともできず、
そこに養分や水(つまり、ごはん)が降り注いでも
あふれかえってしまいます。
寒くて雨が降り続く天気のときはもちろん胃腸に負担がかかりますが、
水はけの悪さ
=もともとの胃腸の弱さなので
寒いときに下痢する子は
もともと胃腸が弱いことも多いです。
つまり、季節を問わず、
おなかがいつも冷えている状態です。
寒いので、
胃腸もあまり動かなくて食欲がなく、
おなかも痛そうです。
② 暑さ(熱さ)と湿気
日本の気候でいうところの梅雨や、
ごはんが脂っぽいときに起きます。
梅雨は言い換えると土用のことで、
土用の時期はお腹をこわしやすいので、
なるべく消化のいいものを食べたいところです。
熱が関係するので、
うんちが臭いことと、
冷えたわけではないので、
調子は悪いけど、
なんとなく食べたい、
食欲のある子もいるところが特徴です。
熱は
季節だけではなくて、
体質や食べたもので熱をもつことがあります。
③ 消化不良
食べすぎで、
それ以上は吸い込めないよー!という
土からのサインです。
消化しきれていない
ものがおなかにあるので、
下痢が出れば、
すっきりします。
下痢の時、どうしたらいい?
というわけで、
下痢といっても
いろいろで、
食べすぎたときや
ごみ箱あさりをしちゃったとき、
などの下痢は、
病院に行くよりも
すっきり全部出してしまった方がよさそうです。
そのまま膵炎になる可能性もないわけではないので
続くようならかかりつけ医さんに診てもらいましょう!
ただ、
お薬でどうにかするだけではなく
体質に合ったケアをして
体質を変えていかないと
同じことの繰り返しになってしまいます。
薬膳ごはんで、
胃腸を立て直すこともできます
胃腸は体の基本なので
しっかりケアして
丈夫にしてあげたいですね。