ペットと飼い主の後悔しない生き方を提案!15年間1000人の飼い主さんとお話ししてきた
獣医師 岩田まりこのブログです。
病院では教えてくれない、
あなたのペットだけに合う
自然療法を使ったケアの方法を教えます
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胃腸は、土のイメージ
東洋医学で、
胃腸は土にたとえられます。
土は養分とお水を吸いこみます。
栄養については、
それをたくわえて、
植物を育てます。
水なら
それたくわえたり、
ろ過されて、その水が源泉になりますね。
それが健康な土、胃腸のイメージです。
元気な土はふんわりしていて
たくさんの水や養分を吸い込めます。
でも
元気のない土はどろどろで
水も養分も吸えない感じの土です。
水はけが悪い感じです。
水気と土の関係を考えると、
土(胃腸)は、
うまく動けないと、
吸収するはずの水があふれてしまって,
そのせいで
余分な湿気をうんでしまうとも考えられるし、
湿気がある(梅雨時期など)から
土(胃腸)がうまくはたらけない、
とも考えられて、
実際、どちらが後先、
ということでもなく
どちらもあり得ます。
なので、
胃腸は湿気が苦手だし、
胃腸が弱い子は体によぶんなお水(湿気)がある、
と考えます。
ここをふまえて、
下痢・軟便について
イメージすると、
弱った土、
水はけの悪い土が
栄養も水も、
ろ過も吸収もできずに
そのままあふれかえって出てきてしまっている、
という感じで、
もともと胃腸(土)の状態が良くない子は
つまり、水はけの弱い土なので
ちょっとのことでもあふれかえってしまいます。
胃腸をととのえていくには?
ここを解決するには
胃腸をととのえて、
元気にする食材をとっていくことが大切で、
これが、
さつまいもやかぼちゃなどの黄色い食べ物、
コメ、キャベツなどです。
胃腸が元気になれるように
負担をかけない食べ方も大切です。
一日分を小分けにして食べる、
柔らかく煮る、
刻む、
ドライフードのオイルコーティングに気を付ける
などです。
うちの子は家に来たばかりのころ、
下痢をすることが多かったのですが、
薬膳ごはんで、今では
ほとんど下痢・軟便はなくなりました。
実際のところ、
3、4カ月くらいで、
下痢になる回数が減ってきて、
7、8カ月でほぼ下痢はない状態です。
時間はかかりましたが
体質改善ができて本当によかったなと思います