ペットと飼い主の後悔しない生き方を提案!15年間1000人の飼い主さんとお話ししてきた
獣医師 岩田まりこのブログです。
病院では教えてくれない、
あなたのペットだけに合う
自然療法を使ったケアの方法を教えます
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動物病院ですぐ受けられる検査
狂犬病予防接種やフィラリア予防のシーズンが始まりました。
フィラリア予防のお薬は、
蚊が出始めてから1ヵ月後に始めて、
蚊がいなくなった1か月後にシーズン最後の分を飲ませます。
さて、今のシーズンは、
ふだん病院にかからない、
元気な(元気そうな)子も病院に行く、
いわばチャンスです。
どうせ行かなくちゃいけないなら
せっかくなので
有効に病院を活用しましょう!
その方法とは、自主的な検査をすること。
病気になったときだけするのではなく、
年に一回でも、
定期的に健診のような形で
していくことをおすすめします。
どんな検査をすればいいのか、
結果をどう使っていけばいいのか、
ご説明します。
①血液検査
まずは血液検査。
腎臓や、肝臓の値、
血糖値や貧血の有無などを知ることができます。
特に
シニアの子、
手作りごはんをやり始めたばかりの子、
病院に行くほどではなかったけど、
なんとなく気になることがある子、
こんな子は、
せっかくのチャンスなので、
検査しておいた方がいいと思います。
犬たちの1年は、
わたしたち人間の4年分です。
シニアの子なら、なおさら、
注意が必要です。
ひそかに腎不全が進行している、
なんてことも多いです。
手作りごはんを始めたばかりの子も、
手作りごはんが、体に合っているか、
確認することができるので、
おススメです。
あの時やっておけば・・・
と後悔するのは嫌ですよね
②おしっこの検査(尿検査)
おしっこの様子が変りなくても、
尿石症や、
腎臓病の発見につながることがあります。
こういった病気も、
早めに治療を始めたいので、
症状がなくても、
病院に行く機会があれば
おしっこを持ち込んで検査してもらうと安心です。
キレイな入れ物(プラスチック製の小さめのボトルなど)に
入れて、
保冷剤を入れると、なお状態のいい検査ができます。
③触診・聴診などの一般てきな身体検査
そんな簡単なこと!
と思うかもしれませんが、
おおきな検査でなくても、
たとえば、
心臓に雑音が出てきていないか、
歯周病は進んでいないか、
からだにできものができていないか、
リンパ節は腫れていないか、
などなど、
聞いたり、触ったり、見るだけでも分かることがあります。
こういう検査なら、
頼まなくても一緒にやってくれる
病院がほとんどだと思いますが、
よく診てくださいね!
とお伝えいただければ
安心です。
というわけで、
せっかく病院に行くチャンスなので、
ぜひ有効に活用してください