次に調べたことが
東京外かく環状道路
についてです。
物件から100m弱のところで大規模な工事が行われていたので、なにも知らなかった私達でも気になりました。
見学した際には工事の音は物件から全くと言っていいほど聞こえません。
私たちが気にしたのは、工事の音よりもむしろ完成後の
騒音や振動
交通量の増加
排気ガスによる家の汚れ
資産価値の変化
などでした。
というのも、現在住んでいる賃貸マンションが 環八沿いにあるため、大きな道路が近くを走っている影響はよくわかってるつもりです。
今のお家は大きなトラックなどが近くを走った時には家が少し揺れる振動が来ます。はじめはその振動が、地震だと思っていたくらいです。初めは何度か夜起きました。。
騒音についても同様です。
高速のためストップ&ゴーはないはずですが、カーブした道のため、その音は激しそうなイメージ。
汚れについては、現在のお家、窓を開けていないにも関わらず、道路沿いの出窓部分には排気ガスと思われる黒い汚れが付きます。。
物件から外環道までは100m弱離れているため、今のお家よりは影響が少ないと思いますが、この辺の可能性は無視できないかと。
そして万が一、この物件を再売却する際に、一般的にはその辺のことがマイナスポイントになるのではないでしょうか。
逆に、マイナスポイントだけではなくプラスになると考えられることについても考察してみました。
○高速道路が近く、遠方への移動が楽に
→車をよく使う方はメリットになるかも。ただ、周辺道路の渋滞にもつながる可能性があるので一長一短。
○この土地の地形に限ってのことを言えば高速道路の向こう側に並走するようにして 中程度の広さの河川があるので、万が一氾濫した場合に地下を掘っている高速道路が受け皿になってくれること(らしい)
次に旗竿地について考えてみました。
一般的に旗竿地は奥まった場所にって四方を家に囲まれていることが多く、室内が暗くなりがちという風に言われています。
しかし当物件ではそれを解消する手法がうまく取り入れられたように思います。
例えば
・天窓を取り入れる
・リビングを2階にする
・ロフトや勾配天井・吹き抜けを利用して高低差をつけ、開放感のメリハリを出す
・床や壁をなるべく白で統一する
この辺のことが挙げられます。
車両については コンパクトカーぐらいなら2台程度、『竿』部分に停められそうです。
少し余談になりますが、当物件をサイトで見つけた時に駐車場があるかどうかが分かりませんでした。
なぜかと言うと外観写真が一定の角度からのみで数も少なかったためです。
この後、色々な物件を検索・見学・不動産屋さんに質問してわかったことがあります。
土地形状がわかるの詳細な写真になかったり開口の幅が書かれていない場合は旗竿地のことが多いように思います。
おそらく不動産屋さんからすると、旗竿地というだけで見てくれなくなるなど、マイナスポイントになる可能性があるからかもしれません。
土地の形を重要視する方は、見学に行く前にしっかり質問しておいた方が良いかと思います。
この物件は隣地の境界線が塀などで分けられていなかったため隣から丸見え。
トラブルの可能性もゼロではないと考えました。
ただ1番狭いところだと幅が2メートルしかないので、壁を作ることでかなり狭く感じると思います。
あと一番気になったのは、道路側から自分の家が確認しづらいということです。
やはり自慢の家であれば、帰宅時に自己満足で眺めたり、他人に見てもらうのが多少は楽しみになるかもしれません。
それがしづらいということが、少し気になりました。。
また万が一のリセールも視野に入れていたので、旗竿地というのはネックになってしまうことを考慮すると、少し前向きにはなれませんでした。
外観についてです。
1回目の見学では外観はほとんど説明がなかったのですが、2回目の見学で説明してもらうことになりました。
ここで驚いたのが、詳しくは書きませんが
前の家族が記念になるようなことを壁に掘っていた
ということが マイナスポイントになりました 。。
もしも自分たちが新築戸建てを建てる際には、万が一のリセールに備え、
前住民の気配を感じるようなことはしないでおこう
と心に誓いました。。
ここまで読んで、
『マイナスポイントばかりなので 買わない方がいいんではないか?』
と思われるかもしれませんが、なんとこの時点ではまだ比較的前向きな検討をしていました。
ただ 第三者の目にも見てほしいという思いがあったので、迷惑なことに遠方から自分の両親を呼んでみてもらうことにしました。
両親の見解としては以下の通りです。
・駅までの距離が遠すぎる、また坂がやはり辛いと思う。
・旗竿地は微妙
・家の周りが 砂利なので 舗装はした方がいいと思う
・旗竿地で囲まれたうちの一部の隣地が2m程高くなっており、大雨が降った場合その壁のパイプから水抜きの水が吹き出してこちらに入っているきている可能性がある、また水路が溢れる可能性がある
やめといた方がいいよという雰囲気。。
最後のことはどういったことかというと、こういうかんじ。
確かにそこの部分の砂利が多少へこんでおり、それを防ぐかのようにしてダンボールのような 板状のものを置いているのが気になりました。
もしかすると 水がこちらに来るのを防いでいた可能性があります。
ここは盲点でした。
しかし結果的に購入に至らなかったのは、上記の理由のみではなく、我々にも問題がありました。
それは我々が結婚式はしたものの、籍は入れていないという状態にあったことです。
このため住宅ローンの審査してくれる相手が、かなり限定的になってしまいました。
現在では同性婚や様々なライフスタイルに合わせて、多少幅広く認められてきているようですが、それでもやはりどこで借りるかを選べなくなってしまう という問題はありました。。
事前審査は多くの銀行でも入籍していなくても出すことは可能のようですが、『実際にローンの決裁が下りる時には 入籍した状態でなければならない』というのが一般的のようです。
この時我々はまだ夫婦別姓を希望していたため 、住宅ローンを理由に籍を入れるという決断を下すことができませんでした。。
これらのことを踏まえて 住宅の前に自分たちの準備を整えておくべきだという話になり、一旦見送ることにしました。
それに並行して他の物件も色々見ることに。
そしてここからさらなる物件検索沼にはまります。