古の贈り物 | 日本画家 西久松吉雄の世界
古の贈り物 | 日本画家 西久松吉雄の世界
6月24日(火)~6月29日(日)まで、
京都、生活あーと空間 ぱるあーとにて、西久松吉雄さんが個展を開催されます。
展覧会に併せて「古の贈り物 | 日本画家 西久松吉雄の世界」が出版されます。
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西久松吉雄展 ─日本画─ 古の贈り物IV
期間:2014年6月24日(火)~6月29日(日)
時間:11:00~18:00(最終日17:00まで)
※終了時刻15分前にはご来場ください
会場:生活あーと空間 ぱるあーと
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西久松吉雄(にしひさまつ・よしお)
略歴:
1952 京都府出身
1976 京都市立芸術大学美術学部日本画科卒業
1985 第11回京都春季創画展春季展賞
1990 第16回京都春季創画展春季展賞
1991 第18回創画展創画会賞
1994 第4回京都新聞日本画賞展大賞
1995 第13回山種美術館賞展優秀賞
2005 第32回創画展創画会賞
2006 第33回創画展創画会賞
現在:
創画会会員 京都日本画家協会会員 成安造形大学芸術学部教授
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ブックデザインを手がけられた浅野豪さんにお話をお伺いすることができました!
浅野豪(あさの・たけし)
1981 岡山県生まれ
2005 成安造形大学 造形学部デザイン科 メディアデザイン群 写真クラス 卒業
2005 東出清彦写真事務所勤務 (2005.7-2009.3)
2008 MIHO MUSEUM 写真集(著者:東出清彦さん)制作参加 2005-2008
2009 グラフィックデザイン、写真を軸に活動をはじめる
2009 成安造形大学 グラフィックデザインクラス ティーチングアシスタント (2009.4-2010.3)
2010 成安造形大学 芸術学部芸術学科 メディアデザイン領域 で勤務 (2010.4- )
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「質感が大事」(浅野氏)
西久松氏の希望により、本の重厚感よりも、手に取りやすさを重視。
手に取って、カバーを取り外してみたくなるような本、を意識されました。
カバーの縦幅を少し短めに。
本棚に入れたときに、背がちらりと見えます。
背は糸綴コデックス装。(糸綴を見せた状態で仕上がり)
これにより見開きいっぱい広げることができます。
魅せる背でもあるため、背丁を抜き、背に色を付けない、糸は白を選ぶなど、
用紙のままを見せるようレイアウトを調節しています。
表紙のタイトルには箔が押されています。
こちらはカバーを外すと見ることができます。
カバーは、取り外したときに、
1つの作品の小下絵と日本画を並べて見られるような仕掛けが。
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「着地点を見つけるのが難しい」(浅野氏)
西久松氏が長きに亘って創られた作品は、相当な数に上りました。
写生や資料なども含めると、その量はさらに膨らみました。
一方で、手もとに残っていない作品も多くありました。
作品を収めたモノクロ写真や、時代が移り行き、
カラープリント、データとして保存されている作品もありました。
そこから、編集方針を決め、作品集のために選び出すことは容易ではありませんでした。
本編の作品ページに入る前に、
制作風景や、旅行先での写真などの導入ページが用意されています。
導入を多く設けることにより、
読者が西久松氏の世界に入りやすいように工夫されました。
ページを開く度に新しい発見があるように、
レイアウトは単調にならないように心がけました。
糸綴コデックス装によって、ノドきわきわのレイアウトも可能に。
下絵やスケッチの図版をノドに寄せることで、
絵片がはさまっているような視覚効果をねらっています。
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日本画の場合、日本画特有の淡い色合いを表現するため、
コントラストをつけすぎないことが重要でした。
「黒」にも微妙な色味が出るよう印刷いたしました。
金箔の色味も、原本に近づけるよう忠実に表現しました。
「西久松先生の色の世界から外れないように」(浅野氏)
西久松氏の、四十年を一区切りとした集大成です。
今後どのような世界が拓けていくのか…。
また、この出版により、お手許を離れた作品と、
どこかでお目にかかれることも、ひそかに期待しております。
展覧会の成功をお祈り致します。
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「古の贈り物 | 日本画家 西久松吉雄の世界」
著者:西久松吉雄
文章:岩城見一、木村至宏、加藤賢治
デザイン:浅野豪
印刷:サンエムカラー
発売:サンライズ出版
発行:2014.6.24
定価:3,500円+税
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用紙
カバー:テイクGA-FS
表紙・裏表紙:わたがみ 雪
本文・見返:ガルバスCoc
製本
並製糸綴コデックス装
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◆サンエムカラーでは、装丁や印刷見積もりの相談も受付中!
こちらからどうぞ。
6月24日(火)~6月29日(日)まで、
京都、生活あーと空間 ぱるあーとにて、西久松吉雄さんが個展を開催されます。
展覧会に併せて「古の贈り物 | 日本画家 西久松吉雄の世界」が出版されます。
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西久松吉雄展 ─日本画─ 古の贈り物IV
期間:2014年6月24日(火)~6月29日(日)
時間:11:00~18:00(最終日17:00まで)
※終了時刻15分前にはご来場ください
会場:生活あーと空間 ぱるあーと
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西久松吉雄(にしひさまつ・よしお)
略歴:
1952 京都府出身
1976 京都市立芸術大学美術学部日本画科卒業
1985 第11回京都春季創画展春季展賞
1990 第16回京都春季創画展春季展賞
1991 第18回創画展創画会賞
1994 第4回京都新聞日本画賞展大賞
1995 第13回山種美術館賞展優秀賞
2005 第32回創画展創画会賞
2006 第33回創画展創画会賞
現在:
創画会会員 京都日本画家協会会員 成安造形大学芸術学部教授
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ブックデザインを手がけられた浅野豪さんにお話をお伺いすることができました!
浅野豪(あさの・たけし)
1981 岡山県生まれ
2005 成安造形大学 造形学部デザイン科 メディアデザイン群 写真クラス 卒業
2005 東出清彦写真事務所勤務 (2005.7-2009.3)
2008 MIHO MUSEUM 写真集(著者:東出清彦さん)制作参加 2005-2008
2009 グラフィックデザイン、写真を軸に活動をはじめる
2009 成安造形大学 グラフィックデザインクラス ティーチングアシスタント (2009.4-2010.3)
2010 成安造形大学 芸術学部芸術学科 メディアデザイン領域 で勤務 (2010.4- )
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「質感が大事」(浅野氏)
西久松氏の希望により、本の重厚感よりも、手に取りやすさを重視。
手に取って、カバーを取り外してみたくなるような本、を意識されました。
カバーの縦幅を少し短めに。
本棚に入れたときに、背がちらりと見えます。
背は糸綴コデックス装。(糸綴を見せた状態で仕上がり)
これにより見開きいっぱい広げることができます。
魅せる背でもあるため、背丁を抜き、背に色を付けない、糸は白を選ぶなど、
用紙のままを見せるようレイアウトを調節しています。
表紙のタイトルには箔が押されています。
こちらはカバーを外すと見ることができます。
カバーは、取り外したときに、
1つの作品の小下絵と日本画を並べて見られるような仕掛けが。
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「着地点を見つけるのが難しい」(浅野氏)
西久松氏が長きに亘って創られた作品は、相当な数に上りました。
写生や資料なども含めると、その量はさらに膨らみました。
一方で、手もとに残っていない作品も多くありました。
作品を収めたモノクロ写真や、時代が移り行き、
カラープリント、データとして保存されている作品もありました。
そこから、編集方針を決め、作品集のために選び出すことは容易ではありませんでした。
本編の作品ページに入る前に、
制作風景や、旅行先での写真などの導入ページが用意されています。
導入を多く設けることにより、
読者が西久松氏の世界に入りやすいように工夫されました。
ページを開く度に新しい発見があるように、
レイアウトは単調にならないように心がけました。
糸綴コデックス装によって、ノドきわきわのレイアウトも可能に。
下絵やスケッチの図版をノドに寄せることで、
絵片がはさまっているような視覚効果をねらっています。
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日本画の場合、日本画特有の淡い色合いを表現するため、
コントラストをつけすぎないことが重要でした。
「黒」にも微妙な色味が出るよう印刷いたしました。
金箔の色味も、原本に近づけるよう忠実に表現しました。
「西久松先生の色の世界から外れないように」(浅野氏)
西久松氏の、四十年を一区切りとした集大成です。
今後どのような世界が拓けていくのか…。
また、この出版により、お手許を離れた作品と、
どこかでお目にかかれることも、ひそかに期待しております。
展覧会の成功をお祈り致します。
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「古の贈り物 | 日本画家 西久松吉雄の世界」
著者:西久松吉雄
文章:岩城見一、木村至宏、加藤賢治
デザイン:浅野豪
印刷:サンエムカラー
発売:サンライズ出版
発行:2014.6.24
定価:3,500円+税
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用紙
カバー:テイクGA-FS
表紙・裏表紙:わたがみ 雪
本文・見返:ガルバスCoc
製本
並製糸綴コデックス装
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◆サンエムカラーでは、装丁や印刷見積もりの相談も受付中!
こちらからどうぞ。