通勤のバスに乗っていると、

突然横入りしてくるタクシーがいたりして、

バスが急停車しそうになることが、結構ある。


(無理に入ってくるのは普通の車じゃなくて、

タクシーが多いのはどうしてだろう?)


大体そういうことが起きると、

運転手さんは大きなクラクションを鳴らして抗議する。


クラクションの音も大きくてびっくりするし、

バスが急ブレーキをかけて突然止まると、かなりヨロっとくる。

乗客は大抵の場合、2重にびっくりする。

抗議されると、タクシーの運転手さんも


「あ、やっぱり危なかったよね☆ テヘ」


とか思って、今後はもうやらなくなるのかな?

まあ大きなクラクションも仕方ないのかな?

なんて思っていた。



所が先日、会社の帰りにバスに乗っていたときのこと。

この運転手さんは、いつもの運転手さんとは違った。


運転手さんは、急ブレーキはかけたけど

大きなクラクションを鳴らすことはなかった。


その代わり、バスに乗ってる乗客に向かって

車内アナウンスで


「大変失礼致しました、お怪我はありませんか」


と何度も言った。


何よりもまず、乗客の安全を確認するだなんて

たぶん頭では分かっていても

なかなか出来ない行為だと思う。


ものすごく、プロフェッショナルな運転手さんだ。


運転手さんの優しいアナウンスに

心があったかくなった。





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