AMEXのカードを申し込んだ12月から

時は過ぎて2011年、今年の3月。

私はコロラドのVailという所へスキーをしに行くため成田空港にいた。


チェックインをすれば、あとはフライトを待つばかりになるから

美味しいお寿司とか、食べちゃおうっかなー ぐふふドキドキ

なんて思ったら、すごい揺れた。


まさかの大地震だった。

空港閉鎖、フライトはもちろんキャンセルになって

寝袋と共に待機すること3日間。

やっとアメリカ行きの飛行機に乗ることが出来た。


そこから10時間のフライトでLAへ向かう。

LAで飛行機を乗り換えて、2時間半かけてデンバーへ。

そこからまた2時間半かけて、山道を車で登って行った。


地震の後で気持ちが高ぶっていたし

機内でも空港でも、ちゃんとした食事はほとんどとれなかった。

日本の家族と友達は心配だし

色んなことが重なって精神的にも体力的にも辛かった。

そんな時に、元同僚が病気で亡くなった知らせ。

これが一番、心に刺さった。


気持ちを紛らわせるために、次の日は朝からスキーをしたけど

不思議なことに、ものすごく体が重い。

上手く表現できないけど、ずっと水中で動いているみたいに、

一つ一つの動きが苦しいしスローになる。


あー疲れてるんだなぁ、って思ったけど

何が何だかよく分からないまま、とりあえずスキー。


そのうち、滑っている途中に妙に息切れがしたり

信じられないかもしれないけど、猛烈に眠くなってきた。

元々どこでも寝られるタイプなんだけど、

スキーをしてる時に眠くなるとは思わなかった。


寝たら死ぬぞー!


っていうあの雪山のお決まり文句は、本当なんだなぁって思った。


で、うー眠い、苦しい、息がしにくいー


って思ってたら倒れていた。

こういう所で倒れると、起きれ上がれない時は有無を言わさず

ソリに乗せられて下山、救急車で運ばれて行きます。

救急車の中では、


「やあ、僕はマイルズだよ。これからIVするね。」

(IV=あいびー=点滴)


と自己紹介されたと思ったらいきなり針を刺される。

アメリカ人らしく、フレンドリーなのにかなり粗雑な感じで。


アメリカ人の点滴に、ワビサビとか、繊細さを求めるのもどうかと思いますが

それにしたって雑すぎる点滴でありました。

(刺した針の辺りから、血が腕の下に向かってポタポタ垂れるくらい・・・)


それで、病院ではみんな親切で色々検査してくれました。

何で倒れたのか調べるためにね。

レントゲンと心電図も。


心電図ちょっとおかしいから、

日本のいつも定期検診している病院に問い合わせて

以前の結果を、コロラドまでファックスするようにお願いできる?


と言われて取り寄せたり、色々。

日本の病院に比べると、説明も詳しいし一方的に治療を受ける感が少ない。

で、結局半日くらい病院にいた訳ですが、帰るころになって、


そういえばアメリカって

シャレにならんくらい医療費高かったんだよね・・・


と背筋が凍りだす。

いやいや、こんな時のAMEXではありませんか。

入っておいて本当に良かったかも・・・


ってか、ちゃんと出るんだよね?保険・・・?


なんだか猛烈に心配になってきた。




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