シリーズものです。初めての方はこちらからどうぞ~。
K原さんを夜勤担当の看護師さんとして迎えた、その日の夜。
私は重大な問題を抱えていた。
それは、やたらとお手洗いに行きたくなるということ!![]()
いやーね、もうね、これがね、1,2時間おきに行きたくなるんです。
それも、我慢しようかな?いや行こうかな?とかのレベルじゃない。
もう、猛烈に行きたくなる訳です。
こ、これは・・・
今すぐいかなければ、大変なことになる![]()
と、すぐそこに限界が見えるくらいの、
かなりギリギリな感じ。
そこで、最初にK原さんが点滴の確認をしに来た時に、
意を決して小さな声で
「お手洗いに行きたいのですけど。。。
」
とお願いをする。この時点で22時過ぎ。
部屋ではまだ読書灯がちらほら見られたし、
起きてる人が何人かいたみたいだったから良かったけど
次のお手洗い23:30ごろになると、
さすがに皆さん寝静まっていた雰囲気があった。
起こしては申し訳ないと思って、かなり小さな声でお願いをする。
所がこの車椅子というのがまた古くてキィィィィィーってうるさい。
みんな病気で寝ているというのに、
1,2時間おきにこんな物音で起こされてはえらい迷惑だろうなぁ、
と頭では分かっているんだけど、
だからといって、我慢できる訳でもないから困ってしまう。
更には、3回目辺りからもう
K原さんにお願いすることも、相当な苦痛になった。
「あの、すみません、お手洗いに行きたいんですが・・・」
というと
「忙しいのにまったく・・・」
的な雰囲気の沈黙が流れる。そして
「・・・わかりました。」
と溜息混じりの答えが返って来て、少ししてから、
キコキコ音を立てる車椅子
と一緒に戻ってくる。
くぅ・・・辛い。涙
私だって出来ることなら頼みたくないー。
でも勝手に歩いては行けないと、念を押されているし。。。![]()
じゃあこのベッドの上でする?
この静寂の中で?
しかもK原さんにお手伝い頂いて?
むりー![]()
それだけはオナゴとして何が何でも回避したかった。
ちなみに、病院のお手洗いというのは
車椅子では入れるくらいの結構大きなスペースがあって
K原さんがそこまで私を運んでくれる。![]()
そこから先はお手伝いはしてもらわずに、
自分で済ませてから終わるとボタンを押す。
するとまた迎えに来てくれるので、車いすに座って待つ。
結局朝までに5、6回はお手洗いに行った。
もう少し詳細を述べるとすると。
この頃には、頭に巻かれた包帯はかなりズレていて
目の上スレスレまで落ちていていた。
顔の周囲の包帯も緩んで、こちらは目の両端ギリギリまで来ている。
つまり、出ている顔の面積が激減していた。
しかもスッピン。
更には頭のてっぺん辺りを中心にして、
包帯の間から髪の毛が飛び出したりしていた。
鏡を見ると、なんていうか、
何とも言えない、ものっすごい情けない顔になっていた![]()
そんな情けない姿で、
キコキコ音を立てる車椅子に乗せられて、
個室まで運ばれていくわけです。
これはもう、実に、実に泣けてくる状況だった。
そして終わりましたとボタンを押し、
K原さんを待っている間の1,2分がもう、
猛烈に辛かった。精神的に。
何故かっていうとですよ。
車椅子はお手洗いのその、
TOTO様の前にパーキングされている訳です![]()
私はその待ち時間、
お世話になったTOTO様をじっと見ながら待つんですが、
(傷口が痛いので頭も動かせず、
目の前まっすぐしか見ることが出来ない状況)
本来そういう空間って、
そこには男性の目というのはないはずで
女性の看護師さんが来てくれたって情けなく思う姿なのに
男性の看護師さんが迎えに来るという、
しつこいようですが、
オナゴ的には120%
な場面なのです。
なんで、こういう日に男性が担当なのかなぁ。涙

