会社の帰りに、デパ地下に寄った。


何か新鮮なお魚でも買って、

ご飯とお味噌汁とお魚っていう、

お坊さん並みの健康的なご飯が食べたい気分だった。


それでお魚コーナーを見て回る。

お刺身高い。


時間が時間で2割引きになっているけど、

1500円の2割引きでも1200円。


一日に一人が消費するお刺身のお値段としては高すぎる、

ということでしょうがなく諦める。


つくりがよく分からないんだけど、何故かそのデパ地下には

もう一つお魚コーナーがあって、

そこにもお刺身が同じように並んでいる。


同じスーパーなのに2店舗入っているのか何なのか。

でもこちらのコーナーは結構小さいパックもあったりするので

ミニお刺身パックはないかと見て回る。


でもやっぱり高い。


で、パックに入っているんではなくて

小さなトレーにお魚をそのまま乗せて

おじさんが大声で叩き売っているコーナーに行ってみることに。


じぃーっと見て選んでいると、おじさんが話しかけてきた。



「ブリ助けてよ~」



ブリ タスケテ?

なんだ?っと思って黙っていると、おじさん今度は


両手をグーにして

体の前で、手から肘までをほぼくっつけた状態にして

「ぐふふ」みたいな恰好をしながら、

足踏みまでして



「ブリ、助けて助けて~!」



き、きもい・・・

私の顔に、思ったことがモロに表れていたのか



「こんなことやっても可愛くないかな~」


「ブリ、助けて助けて~」



し、しつこい・・・

更に私の顔を見ながら




「かわいくないかな?だめかなー」




これ以上黙っていると、

食欲が完全に失せると判断し




「正直、微妙です」



といった。

しかし、おっさんは全くもってめげない。




「ブリ、どうしてもさばきたいんですよー」


「間違えて多く切っちゃって。」


「買ってくれないかなー」




むむむむ。

キモいけど、昔から頼まれたらどうしても断れない性格だ。


お値段を確認してみると、

どうやら大きなものが3キレで580円。


で、おっさんに交渉してみる。



「いくらまで下げてもらえますか?」



するとおっさんは




「しょうがない!お姉さんのためだ!」




「もう、500円でいいよ!」




ね、値段の下げ方もビミョー・・・・

何から何まで中途半端なおっさんだ。


でも、

3キレあれば、今日一度に焼いて明日も食べられるし

ブリってしばらく食べてない魚だし

何よりこのおっさん、自分でかわいくないって自覚してるし

そういう謙虚な人は、悪くない。



そんなこんなで、今、買ってきたぶりを食べながら

これを書いている次第です。


結構、美味しかったりする。(笑)