随分続きを書くのが遅くなってしまった、成田空港での出来事。
3日目にしてやっとチケットを手にした私。
(前回の記事はこちら )
朝、カウンターに長いこと並んで、waiting list に名前を載せてもらっていたら、
偶然にも誰かがキャンセルを出した後だったようで、
何故か1席だけ空いていた。
ちょうど手続き中だった私は、気がつけばチケットを手にしていたのだった。
でも、R子ちゃん一家やドーラの分は空きがなくて
職員さんに、午後にまた抽選をするからその時に来て下さいと言われてしまう。
気になって、なんだか搭乗口でも落ち着かなかった。
その抽選は一体どうなったんだろう。
所がR子ちゃん一家が搭乗口に突然現れて、
おおおー!と喜んだのも束の間、ドーラの姿は見えなかった。
知るのも怖かったけど、そんなことより気になって気になって、
それでR子ちゃんに、
ドーラはどうなったか知ってる?
彼女はチケット取れたのかな?
と聞いたら、R子ちゃんは言った。
「うん、もう少ししたら来るよ。」
「うん、もう少ししたら来るよ。」
「うん、もう少ししたら来るよ。」
やったーー!!涙
それを聞いてすぐに、走ってドーラを探しに行った。
歩く歩道のある通路を必死に走ってドーラを探していると、彼女の姿が見えた。
ドーラはとても小さくて、コロコロしていて、
遠くからでもすぐわかった。
ドーラ!!!!
と、大きな声で名前を呼びながら手を振ると
彼女も私に気がついて、大きく手を振って、こちらに走ってきた。
二人でハグをしながら、泣きそうだった。
何も言葉が出てこなかった。
被災した方々に比べたら、ライフラインもある、
食べ物もある、見まわってくれる警備員の人たちもいる、
どれだけ自分たちが恵まれていたのかは、よく分かっていた。
それでも、すごく不安だった。
あまりに突然のことに、何がどうなっているのかよく分からず
先も読めない状況で「一人きり」というのが、本当に心細かった。
家族も友達もいない所で、とても不安だった。
だからこそ、空港で出来た友達には
すがるような気持ちもあったし、
お互いに支え合っている感覚があった。
その友達と、みんなで一緒についに飛行機に乗れるということが
本当に本当に嬉しかった。
こうして、私たちはついにL.Aに飛び立った。
成田空港、滞在3日目の夕方だった。
ドーラから聞いたところによると、
あの朝のカウンターで鎮座ましましていらっしゃった職員の方。(こちら )
実は付近一帯を統括している大ボスだったらしい。
どおりですべての質問を、有無を言わさずぶった斬っていたし、
3人でカウンターに並んだ時の、
システムチェックの手際の良さったら半端じゃなかった。
キーボードを打つ手なんて、残像にしか見えなかった。(かもしれない)
大ボスだったからなんだ!(汗)
そしてこの大ボスさま。
午後に抽選をする際に、R子ちゃんとドーラを見るなり
「あなたたち覚えてるわよ、当選。あっちで手続きして」と、
覚えていたことを理由に当選させてくれたらしい。
おもわず無意識に敬礼をしてしまいそうな程の、
有無を言わさぬ素晴らしい統治っぷり。
もちろんドーラの解釈なので、
どこまでが本当なのか、真相は謎に包まれたままだけど。
それでも、私達3人は朝のカウンターで、
偶然大ボス様に担当してもらったおかげで、
こうしてやっとチケットをもらえたんだと思うと
「NEEEEXXTTT!!]
と呼ばれて大ボスの姿を見た時に
「完全にハズレだ・・・」
とがっかりしたことを謝罪したい気持ちでいっぱいだった。
ほんと、すみませんでした。
そしてどうもありがとうございました。
実は、ドーラについては後日談がある。
それはまたの機会にゆっくりと。