すぐ近くに寝袋を持って避難してきた、
台湾人の女の子ジョアンナともとても仲良くなった。
お手洗いに行くときはお互いの荷物を見張りあったり
どこかで食べ物が手に入るときは知らせあったりした。
ジョアンナは台湾から旅行で日本に来たばかりで地震にあい、
出来れば明日の便で台湾に帰りたいといっていた。
その頃は情報も少なく、地震の被害などよくわからなくて、
「せっかく来たんだから、明日まで待って都内に入って観光すればいいのに」
などと思っていたけど、今考えれば台湾に戻って大正解だったと思う。
台湾といえば、もう一人台湾人の40代後半くらいと思われる男性も
アメリカン航空側からの情報を交換しあったりして、助け合った。
会社側からのきちんとした案内はほとんどなくて、こちらから
カウンターに並んで問い合わせをしなければ何も教えてくれなかった。
だから誰かが仕入れた情報は出来るだけみんなでシェアする。
スタンレーという名前の彼は、ビジネスでアメリカに行く予定だったいう。
ジョアンナといい、スタンレーといい、
会社の先輩でご両親が台湾からの方という女性といい、
周囲にいる台湾からの人々の影響で
私はまだ行ったことのない台湾という国にとてもよい印象を持っている。
なんだかとても好きになる人達ばかりで、いつか台湾に行ってみたいなあと思う。
避難民として過ごした成田での数日間、色々な国の人がいたけど
とても仲良くなった人たちの中に
台湾の人達が二人もいたのは偶然ではない気がする。
彼らはとても優しいし、よく笑う。
今回の地震の義援金も、台湾からの額を聞いてびっくりした。
台湾の人口を考えると、ちょっと驚くような金額が集められたと思う。
そうやって、近くの人々が助けてくれるのは、本当にありがたいし
胸の奥がきゅっと痛くなるくらい、心に響く。