無事に避難場所の確保とセットアップを終え、ネットを見たり
友人家族とメールをしながら、時間をつぶした。
避難場所については、段ボールをもらい損ねた私はとにかく寒くて、
床がしんしんと冷えるのが結構辛く、ほとんど眠れなかった。
定期的に来る余震も怖かった。
次の日に空港を見まわしてみた所、ファーストクラスの
カウンターの前に敷いてあるゴージャスマットの上で寝ている人などもいて
エコノミーしか知らない庶民にはない発想だと尊敬した。
自分のワークステーションでiPhoneとパソコンを充電しながら時間を潰していると
色んな国々の人が、自分も充電させてほしいと訪ねてきた。
中には、荷物を預けてしまった後で充電コードもなくて困ってる人がいて
身振り手振りで私のiPhone チャージャーを指さして貸して欲しいと
伝えてくる人もいて、もちろん喜んで使ってもらった。
こういう時、iPhone は国境をまたいで使いあえるのでいいと思った。
ある韓国人の女の子は充電した後、あとから戻ってきて
頭を下げながらこんなお礼を差し出してくれた。
う、うまい棒・・・涙
お腹が空いている私にとっては、これは本当に嬉しかった。
1分以内にたいらげた。
近くにいるガーナ人の男性も、チャイナエアラインからもらったという
サンドイッチが余っているから、食べていいよと分けてくれた。
これもまた、涙が出るくらいうれしかった。
電源が使えるか、と訪ねてきたある若いご一家とは
その日から結局3日間、仲良く過ごした。
オセアニアのある島国から来た旦那さんと、
その島国と日本のハーフである奥さんと、3歳のかわいい女の子のご一家で、
お互いの避難場所がすぐ近くだったこともあったし、
乗るはずの便も同じアメリカンのLA行きだったこともあって、沢山情報をもらった。
あの場では、みんな突然のことにどうしたらいいか分からなくて
国籍も年齢も関係なく、お互いに助け合った。
みんな、何か聞いたりすると親切に教えてくれたし
空港の職員の方々も、同じように不安なはずなのに
職務に徹して私達のケアをしてくれた。
あのプロフェッショナルな態度はすごいと思った。

