何故かなりゆきで行くことになった、来週からのスキー旅行。

コロラド州のVailという所に10日間ほど行くことになっている。


思いっきり初心者なので、会社の友達R子ちゃん一家に便乗させてもらって

2回ほど長野県に練習に行ってきた。


とりあえず何事も基礎が大切ということで、スクールに入ることにした。

学生の頃とか、結構みんなスキーに行ったりしてた気がするけど

どうやら最近の大学生はスノーボードが主流らしくて、

初心者クラスはなんと申込者が私だけで、

2回の旅行とも、2日間にわたって先生が one on one で教えてくれた。

かなり自分の日頃の行いに感謝をした瞬間だった。


とは言っても、いまだにものすごいハの字で、

おまけに先生が撮ってくれた写真を見てみたら

結構なへっぴり腰であることまで判明したりしたけれど

見栄えはさておいて、緩斜面ではそれなりに楽しいと思えるようになってきた。


でも、語学でも音楽でもスポーツでも、30を過ぎてみて初めて、

若い頃に始めるとどれだけ上達が早いかということを痛感するようになって、

今更スキーを始めても、一生ハの字のままかも知れないなぁ、などと思っていた。


所が、そんな私の心を見透かしたように、

最後のレッスンの前に先生はある話をしてくれた。


スキーというのは、生涯スポーツです。

僕が教えた生徒さんは、下は3歳から上は85歳の方までいらっしゃいます。


そのおばあさんは、80歳で初めてのお孫さんが出来ました。

そのお孫さんがあまりにも可愛くて可愛くて、

この子が何年かしてスキーができるようになった時に

一緒に滑ることができるようになりたい、という理由から

80歳でスキーを始められました。


リュウマチで足が悪い方で、歩くのも大変そうでしたが

今ではスキーも上達して、こんなに楽な乗り物はない、とおっしゃっています。

そして今でも毎年、一人で高速バスに乗って

ここ長野まで練習に来られるんですよ。


先生は、だからどうなのだ、という話はしなかった。

だからもっと頑張りなさいとも、何も言わなかったけど

私はその話を聞いて心から驚いてしまった。

よく分からないけど、結構ショックというか、衝撃を受けた。

どうせ今から始めても、ある程度の所までしかうまくならないだろう、

なんてことを考えていた自分が恥ずかしいなと思った。

健康で新しいことにチャレンジ出来るんだから、

まずはありがたいと感謝しなくてはいけないのに。


そして自分の環境をあれこれ考えて出来ることを決めるんじゃなくて

このおばあさんのように、楽しんで前に向かっていく心を持ちたいと思った。

ちょっと、自分が恥ずかしかった。


多分私は、色々なことを当たり前に思い過ぎていたし

スキーだけじゃなくて、色んなことにおいて、

気がつかないうちに自分の出来ることに制限をかけているのかもしれない。


おばあさんの話を聞いて、本当に良かったなぁと思った。