日曜日、教会に行った。

礼拝の途中、ちょっとばかりウトウトとしてしまい、
まばたきの時間が若干長めな雰囲気になり
いい気分で旅立とうとした、その旅立つか旅立ったかの
微妙なフワフワとした瞬間。

突然、誰かが私の右手の親指を握った。
めちゃくちゃびびった。


ヒー!!!




ってなって、握った人物がいると思われる左を見た。

そしたら、サンコンさんみたいな、きれいな民族衣装を着た
アフリカ人の男の人がいた。(推定年齢30歳)
そしてその人は、満面の笑みを浮かべていた。

なんていうのか、まさに「ニカっ!」っていう笑い方だった。
突然の出来事にクチがパクパクして
あまりに気が動転したからか、何故か私もひきつりながら、
ニッカリ笑い返してしまった。
まさかのニッカリ返し。 何してんだあたし・・・

そこからは怖くて眠れなかった。
いや、寝るべき場所ではないのですが。

なんていうか、寝たら死ぬぞ!みたいな
雪山で聞く掛け声のようなものが、ずっと頭の中に鳴り響いてた。

献金の時間になると、また話しかけてきた。 
そして私に
「今お金がないから、代わりに払っておいてくれないかな」
といってきた。



「WHAT?!?!」

って返事をした。1オクターブ高めな感じで。
そうしたらまたゆっくり言い直して、
「払 っ て お い て く れ な い ?」って言った。

いや、英語が分からないんじゃなくて、言っている意味が分からないのだよ。



「SORRY?!?!?!」



って返すと今度は


「ああ英語が話せないのか」


って言った。 
っていうか、あたし今言ったじゃん、英語でソーリーって・・・。

彼はダメ日本人に失望し、
今度は目の前に座っている人に同じことを頼んでた。
その人は頼まれた後、
返事もすることなくプイっと前を向いてしまった。

もっていなかったのは日本円らしく、
彼はその後、アメリカドルで献金していた。
$100って書いてあった。
えらい。でも怖い。

礼拝が終わったら、左側は見ずに、
とりあえず一目散に退散した。