九州木の家づくり協同組合2007年最後の定例会
12月11日、北部九州6社の工務店と林業事業者(トライウッド)で作る協同組合の今年最後の定例会がありました。今回は別府の幸(ユキ)建設さんの建物見学と各社の近況報告やその他情報交換がテーマで、特に来年より本格的に始動する木材の輪掛け乾燥(天然乾燥)にはみなさん大きな期待をよせていました。
幸建設さんは別府では老舗の工務店さんで元々神社仏閣の建築を多く手掛けられています。見学した建物にもその高い技術力と繊細なデザインが随所に見ることが出来、大変参考になりました。
定例会の終了後、鉄輪温泉まで足を運び懇親会ということになりました。100年もの歴史と自家源泉を持つ『温泉閣』いう大変古びた温泉宿は異次元の空間をかもし出し、この宿売りの新鮮な食材とカマドで炊いたご飯と、良質な温泉が身も心もリフレッシュしてくれました。
建物見学も会議も懇親会も皆さん大変満足され朝湯を楽しみ三々五々帰途に着かれました。又、来年年末の定例会は別府温泉になりそうな予感がします。
幸建設さん大変お世話になりありがとうございました。
久し振りの森林体験
久し振りに山の木の伐採場や伐採した原木丸太の乾燥施設や製材工場を見学する一般ユーザー向けの森林体験ツアーを行いました。訪れた所は大分県日田市上津江町の(株)トライウッドが運営する山林です。トライウッドは日田市と合併する前の上津江村と地元の林業者が地域おこしを目的として10年前に第三セクターとして
設立されました。私たちとトライウッドとは地域の工務店でつくる九州木の家づくり協同組合を通してトライウッド設立当初からのおつき合いです。
高速道路を降り山道を1時間バスに揺られ、ようやく伐採現場に到着しました。樹齢 80年もの杉の大木がきやどん(きこり)の手にかかると、ほんの2~3分間で大きな地響きをたてて山の斜面に横たわります。いく度の風雪を耐え、間伐からも逃れ、みごとに育った荘厳な大木が一瞬にして倒れるのです。若干の悲哀を感じながらも、その瞬間をのがすまいと必死にシャッターを切りました。君の次の人生は住宅の骨組みや内装材となって、そこに住まう木の家を愛する人たちを守り、何十年も共に暮らすことになります。
次に車で10分程移動して、少し勾配のきつい林道を15分位歩いて登り、乾燥現場に到着です。ここで気持ちのいい汗をかき、美味しい空気をおかずに楽しく昼食をとりました。その後乾燥についての説明をトライウッドの原田さんにして頂きながらの見学です。この乾燥方法は伐採した原木丸太を井桁に組み風雨にさらしながら約一年間、自然乾燥(りん掛け乾燥)させてから家の構造材等に加工され、更に風通しのよい所で三ヶ月間以上乾燥させて工務店へ出荷されて行きます。
りん掛け乾燥現場を後にして製材工場の見学です。ここでは柱や梁等の構造材の他、内装仕上げ材が加工されています。山の木の伐採から乾燥、製材加工まで一貫した体制を単独で持つ生産者は極めてまれで、あらためてトライウッドの存在意義の大きさを感じます。最後に工場の入り口で記念撮影をして上津江の山を後にしました。トライウッドの皆さん大変お世話になりました。
次回は来年の3月頃開催の予定です
帰りに日田市の豆田町でお土産を買いました。
窓(サッシ)について
住宅の窓は、室内に明かりや、暖かい太陽の光や、爽やかな風を取り
入れてくれる家づくりの設計では、最も重要なアイテムの一つです。
窓といえば、まずガラスを連想します。ガラスの種類は一般的に普及し
ているのがフロートガラスです。フロートガラスは融解したスズの上に溶け
たガラスを流し込み、その比重の差により厚みが一定で歪みの無い板ガ
ラスを作る製法です。歪みが少ないほどカラスの強度は強くなります。
ガラスの表面に焼き入れし衝撃に強く、仮に割れても粒状になり安全性
を高めたのが、強化ガラスです。強化ガラスは大きめの窓や店舗建築な
どでもよく使われるガラスです。次にガラスとガラスの間にアクリル板をは
さみ込み、割れてもガラスを飛散しにくくしたのが合わせガラスせす。自動
車のフロントガラスにも使われています。その合わせガラスをさらに強化し
て発展させ、人為的な破壊に対して一定の時間と労力を要するのが防犯
ガラスです。その他、ガラスの表面に特殊な金属コーティングして紫外線
カットや遮熱性能を持たせた遮熱ガラスなどがあります。
最近ほとんどの住宅で使われるペアガラスは二枚のガラスの間に乾燥
した空気層(アルゴンガスを注入したものもある)6mm~12mmを取り、空
気の断熱特性をうまく利用しています。一昔前の魔法瓶と同じ考え方です。
ペアガラスは断熱機能によりガラス表面の結露も押さえてくれます。
結露や断熱の問題はサッシ枠の材質によっても大きく影響を受けます。
今まで一番多く使われたアルミ枠は熱伝導率が高いので、熱を逃がしや
すく結露しやすい特性(欠点)を持っています。この問題点を克服したのが
樹脂製の枠を使った樹脂サッシや木枠の木製サッシです。水や紫外線や
熱に強いアルミを外部に使い断熱性に優れた樹脂や木を内部に使った
複合サッシも多く使われるようになりました。
サッシは国産のほか、北米や欧州からの輸入も一時的には頻繁になり
円高も手伝って輸入サッシブームがありました。中には、高温多湿の日本
の気候に追随出来ない物もありましたが、断熱や窓のデザインなどは輸入
サッシに多くを学ぶことがありました。さらに国内サッシメーカーとの競合関
係が生まれ、この短期間に国内サッシの性能の向上とコストダウンに大き
く寄与したことは大変うれしいことです。
窓(サッシ)は基礎や構造(骨組み)と同様に簡単にリフォーム出来る部分
ではありません。サッシの値段だけで判断しないで、それぞれの特徴を十分
理解して選択して下さい。
①外部アルミ 内部樹脂の複合サッシ ①サッシ枠の断面
②サッシ枠に樹脂をはさんだ断熱サッシ ②サッシ断面
③外部アルミ 内部木製の複合サッシ ③サッシ断面
外壁について
住宅の外壁は、サイディングボードと呼ばれるセメント板(厚さ12mm~18㎜位)
が今では主流になり、木造、プレハブ住宅を問わず広く使われています。壁の本
体に胴縁(どうぶち)というサイディングボードを取り付けるための厚さ15mm程の
下地の板材を打ちつけ、その胴縁にサイディングボードを、釘や特殊な金物で固
定します。特徴は水を使わない乾式工法なので工期が早く、先程の胴縁の厚み
分15mmが空気層となり、結露しにくいとされる通気工法が容易にできるところで
す。表面の仕上げもタイル調や石目調のものや、塗り壁風など種類も多く出てい
ます。弱点はボードのジョイントや窓廻りの取り合い部分などをコーキングという
合成樹脂材で防水いているので定期的なメンテナンスが不可欠になります。特に
西日が当る所(コーキングは熱と紫外線に弱い)は劣化が早く注意が必要です。
工事費はボードの厚みに比例して厚みが大きいほど高くなります。
他の工法としては、本格的な洋風住宅や高級住宅でよく使われるタイル張りが
あります。この工法はタイル職人がタイル1枚ずつ張る在来工法とサイディングと
同様に専用下地材にタイルを引っ掛け、接着剤や金物で固定してゆく方法があり
ます。建物の外壁全体をタイルで被うと豪華、絢爛になりますが目が飛び出すよ
うな工事費用になります。その他、ガルバリュウム鋼板などの金属板もよく使われ
る様になりました。
15~16年位前までは、まだモルタルの塗り壁が大半で左官さんが大活躍して
いました。モルタル壁は工期が長く壁の重量が重くなることや、ひび割れしやすい
などで敬遠されてきました。今では軽量でひび割れしにくい材料も出ていますが
モルタル壁復権まで至っていません。モルタル壁を漆喰(しっくい)などの塗り壁で
仕上げるとサイディングボードでは表現できない、しっとりとした味わいがあります。
さらに最近では見かけなくなった日本の伝統的な工法土壁があります。この工
法は小舞いという竹を小縄で編んだ下地骨組みに赤土を塗りこんで時間をかけ
て乾燥させ、3回位塗りこみ漆喰塗りや板張りなどで仕上げてゆきます。ここまで
くると昨今の家づくりの呪文のような気密、断熱という言葉は出てきません。この
工法で注文いただくことは少なくなりましたが、今だに、こだわりを持たれたお客
様が稀におられます。
外壁下地に胴縁を横に打ったところ 竪方向の胴縁にタイル調のサイディング
ボードを固定しているところ
サイディング工事完了 上部はモルタル仕上げ下部は板張り
モルタル仕上げにバルコニー部分のみ 上部は金属板仕上げ下部は無地の
タイル張り サイディングボード
屋根(瓦)について
屋根の形や屋根材は、建物を風雨から守るだけではなく、建物のプロ
ポーションを決める要素に大きく影響しています。屋根形を大別すると、
①切妻(きりづま) ②寄棟(よせむね) ③入母屋(いりもや) ④大屋根
(おおやね) ⑤陸屋根(ろくやね) ⑥片流れ などに分けられます。
一般住宅では、①切妻 ②寄棟が圧倒的に支持されていますが、最近
では、⑥片流れの変形した屋根も頻繁に見かけるようになりました。
③入母屋は田舎の農家や武家の書院造りで多く見られる重量感のある
屋根で、元祖日本の家のイメージです。工事費も高くなります。④大屋根
はダイナミックで壮観なイメージがあります。欠点は東西、南北、どちらか
一方向の二階の窓が取りにくいことです。⑤陸屋根は、コンクリート建築
でよく見られる平たい屋根で、広い屋上を取るのに適した屋根です。
次に屋根の勾配(傾斜角度)の話しをします。建築の専門用語で3寸勾
配、4寸勾配などと表現され、たとえば4寸勾配とは、水平方向10に対して
垂直方向に同じ比率で4上がった角度のことです。一般的な住宅の屋根
では、3寸~5寸勾配位ですが、洋風住宅では7寸~8寸勾配のかなり急な
屋根もあります。6寸勾配以上の屋根では、屋根工事や将来のメンテナン
スにおいても特別に屋根足場が必要になり、その分工事費用は割高にな
ります。
屋根材は従来からの土や粘土を焼成して作る陶器や粘土の瓦やセメン
トが主成分のセメント系スレートや、アルミやガルバリュウム鋼板と呼ばれ
る金属製屋根などがあります。陶器系の瓦は愛知県周辺が日本最大の
生産地で三州瓦といいます。近場では島根県を中心に山陰地方で生産
される石州瓦が有名です。陶器系の瓦は和風住宅用の和型タイプ、洋風
住宅の中でもスペイン風のスパニッシュ瓦や南フランス風のフレンチ瓦など
がスタンダードな瓦で、住宅の個性を引き立ててくれます。欠点は台風など
の強風で飛ばされやすいことや、重量があるために建物の重心が高くなり
地震時には不利になります。スレート系や金属系の屋根は、重量が軽く屋
根材の厚みも薄いので軽快でシンプルなイメージがあります。欠点は質量
が小さい分、熱伝導しやすく夏場の暑さ対策が必要になります。逆に台風
や地震には強い屋根といえます。
切妻屋根 洋風陶器瓦 寄棟屋根 和型の陶器瓦
入母屋の屋根 石州瓦(陶器) 急勾配の屋根(スレート瓦)
大屋根 セメント系の瓦 片流れの変形屋根(スレート瓦)
構造材(木の骨組み)について
木造住宅の構造(骨組み)は、おおまかに土台、柱、梁、小屋組み(屋根を
構成する三角形の部分)で作られています。土台は基礎の上に水平に敷き
込む柱状の部材です。地盤面に最も近く、白蟻や腐朽菌にまず最初に狙わ
れる部分です。したがって土台は水に強くて腐れにくく強度のある桧材が一
般的に使用されています。高級材としては桧葉(ヒバ)材を使うこともあります。
又、土台は基礎と構造体を強固につなぐ大事なところで基礎に埋め込まれた
アンカーボルトと呼ばれる金物でしっかりと緊結されています。
次に柱は建物の重量を支え土台から基礎へ伝える部材で、平面に対して
バランスよく配置することで安定します。リビングや吹抜けの大空間や大きな
開口部(窓など)を取る場合には注意が必要です。材種としては桧材や杉材
がポピュラーですが最近では集成材(木材を、繊維方向に互いに平行にして、
接着剤で集成接着して作ったもの)も普及しています。集成材の特長は、よく
乾燥しているので収縮や変形が少ないことと、無垢材と比べ一本単位の強度
にバラツキが少ないことです。この特長を活かして木造合理化認定をうけ屋根
や壁をパネル化し工場生産する工法も増えてきました。一方柱は構造的な要
素だけではなく意匠的(デザイン)な要素もあり、特に和風建築では木の美しさ
を競い化粧材として使われます。
柱の上に水平に架けられた部材で、2階の床組みを支えているのが梁(はり)
と呼ばれる材料です。梁の大きさは、その梁を支える柱と柱の間隔や梁上の
荷重により決められます。材種は米松材(北米産)が多く使われてますが最近
では、KD材と呼ばれる米松の人口乾燥材が使われるようになりました。以前
はグリーン材(生材)がほとんどで、乾燥収縮やねじれやひび割れをおこし建
物の精度に狂い(致命的ではない)が出ることもしばしばでした。新築の家で、
静かな夜間バッリバッリと大きな木を引き裂く音がでるのは上記が原因でした。
梁も柱と同様に用途に合わせて集成材も普及しています。その他、昔の民家
みたいに天井を張らずに梁を見せる工法も増えています。この場合はよく乾燥
した杉材を使っています。
小屋組みは梁の上に立つ小屋束、その上に水平に架ける母屋、母屋の上
に斜めに架ける垂木(たるき)で構成されています。小屋組みは屋根瓦の重み
を受け風雨から家を守り、太陽熱を三角形の空間で和らげてくれます。又、そ
の空間を利用してロフトや収納スペースとしても有効に使われます。屋根型や
勾配の角度により、その家の表情が決まります。 屋根型は出来るだけシンプ
ルでメンテナンスのしやすい単純な形をお勧めしています。
基礎の設計について
今日は、基礎の設計(考え方)についてお話しします。ここでは、基礎の強さや
工法などの構造的なことを述べるのではなく、基礎(床)の高さや床下の風通し
について基本的な私共の考え方をお話します。
お客様より『基礎(床)の高さはどれ位になるのですか?』という質問をときどき
いただきます。その言葉の響きには出来るだけ床を高くしたい、という希望が込
められたお尋ねに聞こえます。さらに詳しくお伺いすると、今お住まいの家の床が
低く、室内の湿気が多くて、程度の差はあるもののカビや結露に悩まされるという
共通の意見がよせられます。
まず基礎の高さを決めるには、将来の床下のメンテナンスのことを考えて床下に
人が入れる高さ(約50cm)を確保します。一般的にはこの高さを基準高さと言って
良いかと思います。次に敷地の高さが道路や隣接地と比べて高いのか低いのかを
チェックします。敷地の方が高い場合には必要以上に基礎を高くすることはないと
思いますし、逆に敷地の方が低い場合は道路や隣接地との高低さを考慮して高さ
を決めます。同時に設計G.L(完成後の地盤の高さ)もどれ位高くするかも、合わせ
て検討します。又、道路から建物の玄関までの距離が短い場合は基礎の高さを押
さえぎみにします。短いアプローチでは高さの処理が出来ないからです。高めにす
ると、きつい階段が出来たりしますので日常の生活の事を考えれば、注意が必要
です。さらに間口の小さめの家では基礎が高めになるとプロポーションが悪くなる
傾向があり、著名な建築家の作る家などはは基礎が極端に低いものも珍しくあり
ません。(メンテナンスはどうするんでしょうか疑問ですね。)
湿気の問題は、ほとんどの場合、基礎の下にポリエチレンフィルムが敷き込ま
れているいるので特別なケース(常に湿気が多く水はけの悪い所や水みちが有っ
たり水位が高い所など)除くと余り心配いりません。あとはバランスよく床下換気口
を設けることでカビや結露の問題は解決できると思います。
結論としては設計者が敷地の条件を十分に把握して建物の設計やアプローチの
とり方や建物の見え方を考えトータルコ-ディネイトします。そして基礎の高さもにも
色々な要素がある事をお客様にも理解いただいた上で仕事を進めて行くことです。
※ OMソーラーハウスの場合は床下換気口を設けません。屋根で暖めた空気を床
下に送り、床面を暖めながら室内側に循環させているからです。常に床下では空気
が移動しているので湿気対策は勿論、乾燥を嫌う白蟻にも効果があります。さらに
床下に木炭塗料(ヘルスコキュアー)を塗布することで湿気や臭いをとり、白蟻を寄
せつけない忌避効果があります。
道路との高低さが少ないので高めにした基礎 木炭塗料(ヘルスコキュアー)塗布した基礎
省エネ住宅の補助金が倍増されます。
先日、経済産業省は、2007年度から省エネ住宅の建設費の補助金を
倍増すると発表しました。これも以前に、このブログで述べました通り、
地球温暖化の原因とされている CO₂(二酸化炭素)の削減をより加速
させようという国の政策の一環だと思います。
国が定義する省エネ住宅とは、建物の気密・断熱の性能を高めたり、
使用する給湯器や冷暖房機器などが一定以上の省エネ設計された設
備機器であることや、自然の太陽の光や熱を利用して、発電や熱エネル
ギーとして活用することです。その結果、標準的な住宅に比べ15%以上
エネルギー効率を高めることが条件です。
私どもは、太陽熱をうまく利用して床暖房するOMソーラーというシステ
ムを使い平均40%前後の省エネ率達成した住宅造りに十数年前より取
組んでいます。今年度も数名のお客様がこの制度を利用されています。
応募者が多いときには抽選になりますが、申込みや手続きが多少面倒
なため比較的高い確率で補助金を受けらるようです。
OMソーラーの屋根集熱部分の施工状況 OMソーラーの心臓部(ハンドリングBOX)
匠の会 タカノホームさんを訪ねる
9月15日 九州・山口匠の会の活動の一環として会員仲間のタカノホーム
さんを訪ねました。タカノホームさんは福岡市南区に本社を置く、社歴も30年
以上の先輩工務店さんです。家づくりは国産材(大分県の津江杉)に、こだ
わり、新しい省エネルギーの技術を取り入れたパッシブな住宅です。
営業手法は独特で、極めて限定した地域で集中した仕事をされ、OBのお
客様を大切にし、そこからリフォーム事業も大きく展開されています。
今回は本社ショールーム、展示場、新築現場の3ヶ所見学しましたが、設計
や細かい部分のデザインにも気をつかわれ、ハウスメーカーや一般工務店
では、なかなかまねの出来ないポリシーを感じることが出来ました。言わば
工務店と設計事務所が融合した家づくりで、まさに匠の会が目指す所を実
践されていました。
※ 我々、工務店も規模は小さくても末永く継続することが一番の目的です。
たとえ大きな工務店や大手ハウスメーカーと言えども、はたして30年後
どれだけ存続しているでしょうか。今日本で一番の会社でも無くなる可能
性は十分にあります。今回の勉強会は、お客様のための家づくりを常に
進化させ、家づくりのプロフェッショナルとしての自覚を持ち、努力し続け
ることが存続する最低条件であることを再認識しました。
タカノホームさん ありがとうございました。
上品に仕上げられた和風の外観 高いリビングの天井(半吹抜け)
タタミコーナーと下部の収納 スキップフロアーの子供室 一階リビング
の天井の高低さにより実現している。
土地(住宅地)の選定
いわゆるバブル崩壊後、土地の価格は毎年下がり続けています。もっとも
北九州地域の場合、極端な高値をつけていたわけではないので大都市圏の
下落幅と比べたらそう大きくはありません。それでも場所にもよりますが、概ね
半値近くまで下がり、価格的には随分求めやすくなっていますね。
一方、都市部の商業地や一部の住宅地では既に上昇傾向にあり、徐々に全国
的に広がる様相を見せています。このような状況で、政府はデフレ脱却の宣言
を出すか出すまいか、難しい判断を迫られているようです。
さて、私たちが住宅用土地を選ぶ場合のポイントを上げてみましょう。まずは
地域、場所の選定です。子供さんの教育や通勤、買物や病院、公共施設など
の周辺環境やインフラの整備状況、利便性の良し悪しです。次に土地の素性
ともゆうべき広さや形状や高低さの有無、道路の広さや取付き状況など、さらに
日当たりや風通し、大気汚染や騒音の程度などになります。そして新興住宅地
か旧市街地(下町)か山手か平地かなども選定の要素になります。そして最後に
なりましたが土地の価格が予算内であるかどうかになります。このような条件を
基に自己採点をしてみましょう。100点満点の土地はまずないといっていいかも
知れませんが仮にあったとしても価格が高くて合いません。様々な条件を勘案し
て自己採点70点以上は合格点だと思います。その理由は70点以上の土地は案
外、流通するので買い逃すこともしばしばあるからです。。逆にどこかで妥協して
50~60点以下の土地を価格的に値切り予算を抑える買い方もありますね。
まとめとしては、客観的なポイントチェックと個人的な価値基準を明確し、タイミ
ングを逃さないことだと思います。
新興住宅地 旧市街地に建つOMソーラーの家



















































