井上 靖 氏の著書 『補陀落渡海記』 より
熊野の補陀落寺は補陀落信仰の根本道場で生きながら舟に乗せられて南方の浄土に渡海往生しようとする者が集まった・・・
補陀洛渡海とは、渡海僧を生きたまま船に乗せ、わずかな食糧を積み、外に出られないように釘付けにして沖へ流し、観音浄土、補陀洛山に往生しようとする宗教儀式である。
『熊野年代記』によると、補陀洛渡海は貞観10年(868)の慶龍上人に始まり、平安時代に3回、室町時代に10回、江戸時代に6回の記録がある。
補陀洛渡海船
「サンかつうら」からお車で約5分。

