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official blog

SunKatsina『サン・カチィナ』と発音

関西から世界に向けてジャンルに因われない音楽を旗印に

長年各方面や多数のバンドでキャリアを積んできたメンバーで結成

SunKatsina

Member
vocal ; AZ
guitar ; Junya Konishi
keyboard ; Rin
bass  ; Maebass
drums ; Budouraku


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フルアルバム


【NATIVE ROCK】

2013年5月

キングレコードより発売


プロレスラーのZeusとThe Bodyguardからなるタッグチーム

The Big Gunsの入場テーマ曲【THE BIG GUNS】

大阪プロレスのプロレスラー
ビリーケン・キッドが第22代大阪プロレスシングルチャンピオン

の頃に
入場テーマ曲として使用していた【PARTY TIME】

そしてKONAMIを代表するゲーム
【METAL GEAR SOLID3】のテーマ曲

【Snake Eater】のカバー曲も収録

アルバムタイトル
NATIVE ROCK
発売番号 KICD48
税込¥2,500


5/27(月)からは
Amazon、楽天でも販売開始


▽▲▽▲▽楽曲提供▲▽▲▽▲

☆【PARTY TIME】作詞・作曲 AZ 編曲SunKatsina
22代大阪プロレスチャンピオン
ビリーケン・キッド選手入場曲 (2011~2012)

☆【THE BIG GUNS】作詞・作曲AZ
大阪プロレスタッグチーム
The Big Guns入場曲 (2011~)

☆【小さな巨人】作詞・作曲AZ 編曲SunKatsina
レジェンド グラン浜田選手入場曲 (2011~)



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皆様お元気でしょうか?
AZ担当マネージャーの杉内です。

皆さんもご存知だと思いますが
SunKatsinaのVocal AZが先日広島の方へ出向き
自身の楽曲である【WHITE LION】を広島平和記念資料館の方に寄贈させていただきました。

AZと凜のDuoの楽曲でもある【WHITE LION】ですが
事務所としては、販売してほしかった

しかしながら、AZ本人が

この曲が在るべき場所に寄贈したい

という強い思いを持っていたので、この度寄贈させていただくという運びになりました。


さて。

今だから話せることなのですが。

この曲が出来たばかりの頃、作者であるAZが
長いリハビリ(若年性脳梗塞による後遺症のため左半身麻痺状態だった)を終え
本格的にバンドのステージに戻る準備をしていた頃。

リハビリでピアノを使っていたせいかどうかは分かりませんが
「杉ちゃん、ピアノ曲出来たよ」
と、あっけらかんをした表情で言ってきました。

その時に聞いたのが彼女の弾き語りのWHITE LIONでした。
ものすごく悲しくてツライ感情の中に、それでも前を向いて生きていくという
そんな彼女の姿がそのまま投影されたような作品だと思いました。

どんな意味を持つのですか?

と聞いたとき、

「まだ分かんないなぁ…なんとなく落ちてきた…
そのうち意味がハッキリすんじゃないのかなぁ?」

といった答えが返ってきました。

その後、ネット上で楽曲だけを配信していたところ多くのリスナー様の感想のほとんどが

「戦争」というキーワードが入ったものでした。

そして二次対戦当時戦場でカメラマンをやっていた方の息子さんから

「戦争を見直すキッカケになれば」と
ものすごい数の当時の写真をいただきました。

その話をAZにし、写真を見せたところ

「明日からいろいろ話聞いてくるわ」

どこにですか?と聞くと

「二次大戦を経験した方、ご遺族の方に会いにいろいろなとこ回ってくる…」

正直、反対でした。

左半身麻痺から立ち直ったばかりの体というのも不安でしたが
何よりも、闘病とリハビリ生活の間中、精神的にかなり負担があったわけですから…

そんな状態で二次大戦の経験者様、ご遺族様に会いに行くなんて…

と思いました。

しかし、彼女はあっさりと

「聞かなきゃ分かんないじゃん、痛みも信念も。
そりゃ私はきっとすごく残酷なことをするんだと思う…
だって、その人達にとっては"思い出したくない出来事"かもしれないのに
思い出して語ってもらうんだから。
でも、ちゃんと誠意をもって対処するから。
そういった方々の気持ちも痛みも分からないまま歌いたくないもん。
おこがましすぎて歌えないから。」


そして広島・長崎・沖縄・神戸・東京と彼女は経験者の方々、ご遺族の方々に会いに行ったんです。

そして、大阪に戻るとすぐに

「WHITE LIONを表現できるピアニストと出会いたいなぁ」
と言うようになり

ある日、
「Darin-Moro(当時彼女のギタリストを務めていた).とFUZZにLIVE見に行ってくる」
と。

不思議に思いました(AZは、バンドメンバーとプライベートで会うことがなかったため)が、
その日の夜遅くに電話があり全てを把握しました。

今思えば、あの日AZは自分のバックギターのDarinと自分が気になっているピアニストが
合うのかどうかを知りたかったようです。

そして、彼女が観に行ったライブが現在AZとDuoを組んでいる癒月凜がサポートを務めるバンドのライブだったのです。

後日、「バンドの方さ、メンバー増えるよ。でも、彼女とはDuoでもやりたいんだよねぇ」
と言ってきました。

まず、AZのバックで女性が務まるのか

という心配がありました。

そして、その女性はAZを理解できるのか

という心配もありました。

しかし、そんなことは心配無用でした。
凜が加入してから、AZ自身の楽曲が自由自在に引き出されるようになったのですから。

クラッシック系の楽曲は、彼女が加入するまで出していなかったし
スタジオリハーサルにおいて、やってはみたものの納得いかない…とか
そんな状況を癒月凜が崩してくれたと言っても過言はありません。

その2人が仕上げた楽曲が【WHITE LION】なのです。


今回、WHITE LIONの映像、楽曲、自身が持っている販売権も全て
広島・長崎・沖縄それぞれの資料館に寄贈するとAZが決めたことに関しても
凜は賛同。

その話を聞いたとき、AZというVocalの規格外の考え方と器の大きさ、
そして全てを背負うかのような大きな背中と
癒月凜というPianistの心の優しさを感じて思わず泣いてしまいました。



また、こういったことをBlogに掲載するとAZ本人に

「そんなすげぇ奴じゃねぇよ、あたし」と怒られそうですがw

でもたくさんの方々に分かっていただきたいと思い、こうして書かせていただいております。

長々と読んでいただき、ありがとうございました。

AZ担当マネージャー杉内