スリランカ研究家
サンアイリス
プラネットジェムス
平塚さとみです。
その①では、スリランカの地図上の位置と、
歴史的背景などをお伝えしました。
今回は文化について。
❶服装について
私がスリランカに初めて行ったのは2011年。
今から11年前です。
まず、仏教国であるスリランカ の寺院にお参りする場合、基本は白い服。
それも肌の露出を控えたもの。
ノースリーブや短パンはダメ。
これは当時、スリランカの街中でも、
控えた方が良いと言われました。
そして、お参りする際には、裸足。
靴置き場があり、境内は裸足なのです。
そして、多くのお寺や寺院では写真NGのところが多いです。
日本の神社やお寺のつもりで、パチパチ撮ってたら怒られます。
私は黒い服が好きなので、スリランカにも持って行きましたが、街中で、黒い服を着てる人を見ませんでした。
日本も昔は、黒は葬儀の服みたいなイメージでしたよね。
黒を着たら、痩せて見える?とかじゃなくて、
違った意味で目立ちそうで、着れませんでした。
そういえば、11年前は、女性さんほぼスリランカサリーを着ていましたが、
行く度に、Tシャツやブラウスにスカートみたちになり、
3年前に行った時は、省庁やレストランやお店以外では、ほぼ見れなくなりました。
日本の着物と似てる感覚ですかね。
ちょっと残念な気持ちがします。
❷お酒は女の人は飲まない⁉️
今でこそ、お酒をやめてる私ですが、
当時、何が辛かったかというと、
人前で女の人がお酒を飲んではいけないということ。
その後数年で、多くの観光客が訪れるようになって、
ホテルなどでは、随分と緩くなりました。
当初、コロンボの街中で、夜8時過ぎたら、
ほぼ女の人の姿を見ませんでした。
これには、本当、びっくりしました。
オーナーの会社の女性社員に、
お酒飲まないの?と聞いたら、
めちゃくちゃ大きなリアクションで、
飲まない!飲まない!
と大笑い。
じゃあ夜は何してるの⁉️と聞くと、
インドやスリランカ、韓国ドラマや映画を観てると言いました。
私の生まれた頃の日本も、
女性はお酒も飲まず、
夜は出歩くこともなかった気がします。
50年前くらいの日本の感覚かな?と。
ちょっとタイムスリップした気持ち。
コロナ禍で、
外出や外食が出来なくなり、
家族や家庭で過ごす時間も増えて、
ちょっと、その頃の感覚を味わった気もしますね。
このスリランカの女社員の言葉は、
私に大きなパンチを与えてくれました。
日本の常識が世界の常識ではないこと。
お酒を飲めるのが幸せとか、
夜も出歩けるのが平和とか、
それも勝手な思い込みなのかと思ったこと。
経済の豊かさでは、
日本の方が高いのかもしれませんが、
国民の満足度は果たして比例してるのか?
毎回、スリランカから帰国し、
スカイライナーに乗ると感じるのは、
日本人の顔が怖い〜と思うこと。
スリランカの人たち、皆ニコニコしてるからかな。
数日したら、それが普通になり、
電車に乗って怖い❗️と思うことはないので
ほんの一瞬のことなのですが。
スリランカ人は、今、徳を積むことで、
来世や孫子の代まで、良いことが繋がると
信じられています。ブッダの教え。
笑顔もそんな意味もあるのかな?
次回は、スリランカの食べ物について‼️
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