スリランカコーディネーターの
サンアイリス 平塚さとみです。

先日、ある方々にスリランカの話をした際に、

日本は分断されそうだったこと知ってますか?

と言ったら、目をパチクリしていました。

いや、私も、スリランカと仕事をしていなければ
多分同じ反応だったと思います。


第二次世界大戦の後の
1951年9月サンフランシスコ対日講和会議。

日本を4つに分断する議題が
ありました。

ソ連 北海道 東北

アメリカ 本州中央 関東 信越 東海 北陸
     近畿

中華民国 四国

イギリス 中国 九州

東京は4カ国統治

知ってましたか⁉️

そこで、セイロン(今のスリランカ)の代表として出席した、ジャヤワルダナ大蔵大臣(当時)が、
スピーチをしました。

スリランカも日本による空爆や軍の駐留、産業物の被害には遭っていたのです。

スリランカは7割仏教徒。
仏陀の言葉を引用して、こう話しました。

『憎悪は憎悪によって止むことなく、愛によって止む』
Hatred ceases not by hatred,but by love

日本は真に自由で独立した国でなければ、と、
ソ連の制限案に反対し、参加国に寛容の精神を求め、「アジア随一の外交官」と国際的賛辞を勝ち得たのです。

その後、日本はスリランカに対する経済援助など友好関係も持続し、後にスリランカ大統領になったジャヤワルダナ氏も親日家として、両国の為に様々なことをされたそうです。

1996年に91歳で亡くなられた際は、
角膜の1つをスリランカ人に、もう1つは日本人に!と告げ、日本人女性に移植されました。

私は11年前から
ご縁があり、スリランカの仕事をしていますが、
この話を恥ずかしながら知りませんでした。

スリランカ人なら誰でも知っているこの話を、
日本人の殆どは知らないのです。

インド、インドネシア、スリランカ、フィリピンなどが、植民地から独立したのも、
日本が大きな力を与えたから!と感謝の意味もあると言われていますが、それもあまり知られていません。

今、新型コロナウィルスのパンデミックで、
不安な気持ちの方々もいらっしゃるかと思います。

作家の本田健さんが、FBライブで、
こんな時こそ、愛を人に与えよう❣️
と、言っていて

ジャヤワルダナ大統領のことを
思い出しました。

そう言えば、
1年半前に亡くなられた私のメンターでした
元国家ビジョン研究会会長の中西真彦氏も
同じようなことを言ってました。
よく注意されました。

「それは、利己的な考えだ。利他的に生きなさい‼️」

こんな時だからこそ、
人の為になることをしなさい!
人に愛を捧ぎなさい!
と、生きていらしたら言ってることでしょう。

スリランカってどこにあるの?
後進国だよね?
カレーが美味しいよね?
宝石の国だよね?
アーユルヴェーダが有名だよね?

私たちが、日本人として、
平和な日本に暮らしていること。

スリランカ人の愛のスピーチのお陰であること、
感謝と共に、知っていて欲しいです!

スリランカコーディネーター 平塚さとみ