サンアイリスの平塚さとみです。
一昨日のブログの答え。
程よい距離感の話ですが、
火曜日に、スピーカーとして、ANAマインドを少しお話したのですが、
私の基本は、やはりそこにあると思ったのです。
CAは、一人一人にスケジュールを渡され、
毎日違う仲間とフライトをします。
たまに、仲良しで同じフライトになる時もありますが、最後まで、初めまして!と挨拶をしていた気がします。
ですので、毎回、新鮮であり、緊張感もあり、
瞬時にチーフパーサーの好きなパターンを見抜き、行動するということが普通でした。
私はこう教えてもらったから、これをやります!ではなく。
会社ならば、同じ課の課長や部長はこんなタイプ!と、毎日の事でわかりますが、
CA時代は、その日その便ごとに違います。
誰にでもニュートラルで接しないと、トラブルの元になりかねません。
これは、お客様に対しても同じ。
スピーチでも触れましたが、
お客様の外見や服装、年齢等で、
対応が変わったと、お客様が感じて、
大クレームになったことがありました。
その差別されたと思われた方が
大企業のトップで、
直ぐに、関連企業の出張等も、他の航空会社へ
チェンジされた例がありました。
会社にしてみたら、とんでもない収入減です。
これは、私の体験ではありませんが、
これは、私の深い部分に色濃く残っています。
それとは逆に、起業してから、
ねぇねぇ、あの人すごく偉い人なんだから、
もっと言葉に気をつけなさいよ!
と、言われる事もあります。
そんな時、なんで?と返すと、
だって、凄い会社の社長なのよ!
と、答える。
この押し問答が続くと、
多分私は変な人間と括られるだろう。
私は、偉い?人でも、普通の人でも、
私なりに差別なく接している。
それは、過去のANA時代のことも関係している。
人には平等に接しよう。
そして、もう1つ。
親の躾だ。
私の小学校の学区域には、
孤児院があった。今から40年以上前で、
尚且つ、私の実家は、大田区のかなりいい住宅地
にあった。
その孤児院のこどもたちも、同じ小学校へ通っていたが、
多くの親は、あそこの子と遊んではダメ!と
言っていたらしい。
しかし、私の母は、
そんなことは一切言わなかったし、家に遊びに来たり、私が孤児院へ遊びに行ったりも、自由であった。
一度、母が、小学校5年生の孤児院の子に、
家で、聞いたことがあったそう。
お父さん、お母さんはどうしたの?
その時、その子がこう言ったそう。
お父さんは家出、お母さんは、男とトンズラよ!
うちの母は、予想外の言葉に
本当に驚いたそう。
でも、それからも、何ら規制がかかることはなかった。
私は、この母のお陰で、人に対して分け隔てなくというものを学んだ気もする。
それが、私の中で感謝としてあるからか、
私も、子供の友達に対して、
一切、口を挟んだ事はない。
私と人との距離感は、
実は、このようなところから来ている。
だから、こうやって、ブログを読んで下さっている方々、なかなかお会い出来ない地方の方々、海外在住の方々とも、
私は、平等に繋がっていると思っています。
何たって、スリランカのオーナーや高僧とも、
距離感に関わらず、繋がっているのだから。
そして、これは、恋愛や結婚にも繋がっているのですね、きっと。
恋愛や結婚が上手く続かない人は、人との距離感に改善の余地があるのかも。
長くなりましたので、その話はまたの機会に!


