長夜 | 朝月morning moon

長夜

一人戯言が増えると


勝手な妄想にふけって


かえって迷惑をかける



平気で嘘がつけるのは嘘さえ正当化されるほど
自分の世界が満たされているか
もしくは異常なほどに渇いているか


嘘は防衛本能なんかじゃない



破られると判っていても貫き続ける
苦しいものだから





私は


嘘をつくことで
相手に嫌われ
軽蔑されることを


わかっていながら


嘘を見抜いてさえ



自分を救ってくれるようにと


相手に願っていた

押し付けていた





それで潤おおうなんてとんでもないことなのに




でも実際、

嘘の正体に

私はいったい




いつ気がつく?