10月16日、第1回審議会が行われました。学識経験者・地域の代表者・市民公募委員3名、総勢14名(13名出席、欠席1名)が議論をしました。
高橋三重中京大学教授が審議会会長、岩崎三重大学准教授が副会長となり、議論が行われました。
議論の主な内容は以下の通りです。
①今後議論をどのように進めていったらいいのだろうか。事務局(行政)で議論内容を整理した雛形をつくってもらいたい。
②市民研究会の最終提言をたたき台にして議論を進めればよい。そして、不足している内容を補えばそれでいい。
③1ヶ月に1度の会合、しかも来年3月くらいの期間で、果たして議論が尽くせるかどうか心配だ。
④各委員は、議論を効率よく進めるため、しっかりと事前に研究し、意見をまとめて提出するなどしなければならない。その場で考えていたのでは議論にならない。
⑤大まかな理念を示す条例にするのか、それとも重点項目を具体的に掘り下げるのか、はっきりさせるべきだ。
⑥条文は、専門用語の羅列ではなく、平易な文章で作成すべきである。
ところで、この議論内容は、我々市民研究会が昨年10月2日に初会合をしたときと全く同じです。市民研究会の議論内容は松阪市のホームページに議事録が公開されています。松阪市自治基本条例のページのURLは以下の通りです。
http://www.city.matsusaka.mie.jp/machi/kihonjorei/index.html
各委員が議事録を読み、市民研究会の議論を知っていれば、このような議論から始まることはなかったでしょう。また、行政も市民研究会の経過をしっかりと委員に伝えてほしいと思いました。
正直なところ、審議会は、市民研究会の議論を踏まえて次の段階の議論へと入っていくものと思っていたのですが、まるっきり振り出しに戻ったという印象があります。今回の会合の議事は「フリートーク」でしたので、致し方ないとは思いますが、議論する時間が非常に少ないことが明白なのですから、より計画的に会議を進めてほしい
と思いました。
結局、今回の会合では、今後の進め方について結論には至りませんでした。果たしてこんな調子で十分議論が尽くされるのか、本当に心配です。私たち市民研究会有志は、会合後、市民研究会の最終提言を生かしていただくよう、複数の委員さんとお話をしました。
審議会では、市民研究会で、全体会議14回、分科会延べ32回を費やし纏め上げた議論を無駄にすることなく、生かしてほしいと切に思います。今後も審議会の審議を見守っていきたいと思います。