毎年の私の楽しみの一つが、
自分の個人周期の数のことを
めいっぱい、体いっぱい「体験して」「知る」こと。
アンテナを伸ばしに伸ばすことで
こじつけに近い形で
「これも〇番ぽい」「これが〇番か」と
積極的にその数をキャッチしていきます。
だからこそ、その数に翻弄されてしまうこともしばしば。
翻弄されるのは、正直大変です。結構辛い。
でもそのたびに、
「〇番ってこういう事が起きた時にこういう風に辛いんだなぁ」
「〇番ってこんなことを幸せと感じるんだなぁ…」と
今までの予想の外にあるような、
体験しなければわからないような、
こまか~~~いその数のリアルを味わえていると思います。
自分の馴染みのない数であればあるほど、
普段の自分とは違う感覚が身体を支配してしまうため
「〇番ってマジつらい」と涙目で過ごすことも多いのですが…
終わってみれば「ああ、体験できて良かった!」と感じるのです。
そんなこんなで
今年の珊瑚ななは、絶賛、4を味わい中です。
ちょうど半年ちょっとが過ぎて、
最初は翻弄されっぱなしだった4の毎日に
ようやく少しだけ慣れてきた気が…
(する、といいたいところですが、
…これからもまだまだ翻弄される気もします(笑))。
◆
最近また新たに4について理解したことがあり、
その入り口になった映画を紹介しようと思います。
Twitterでオススメしてもらって見た
「リトル・フォレスト」という映画です。
とても良かったです。
(夏・秋)と始まって
(冬・春)で完結します。
「四季」がタイトルに入っているところからしてもう、
4を理解するのに良い作品なのでは…?って思いますよね^^
◆◆珊瑚なな的、作品あらすじ◆◆
田舎で自給自足しながら一人暮らしする主人公(いち子)の
ちょっとこだわりの美味しいごはんの紹介がメインで進んでいく作品です。
へ~~おいしそう~とか
へ~~その野菜ってそんな風に作るんだなぁとか
そこを楽しむだけでも「面白かった!」となります。
が、この映画にはもう一つのテーマがあって…
淡々とした日々のふとした瞬間に顔を見せる、
主人公いち子の
「私はこのままではいけない…」という気持ち。
(そういう言葉では語られないのですけどね)
毎日は、悩みがあろうと迷いがあろうとお構いなしにやってきます。
だからいち子は自分の気持ちの揺れには基本的にふたをして、
田んぼや畑の世話をする毎日をただ過ごして、
「食べること、生きること」をこなしていきます。
この季節が来たらあれをやって、次はこれをやって…と
やるべきことやスケジュールが決まっている毎日や、
周りにいる人が決まっていて、
ずーっと変わらない日々のやり取りや人間関係は
いち子がふと感じる、自分の存在の不確かさや
これでいいのかな?って迷う気持ちから
目を背けるのにはうってつけだったりするのです。
自分でここを選んで、
自分で自分の生き方を選んで、
これでいい、と決めて生きていく。
みんなが当たり前に受け入れているように見える、
「ここで生きること」。
そんなことがなぜだかできずに、
そしてそんな自分にもどかしさを感じながら、
それでも今日も田んぼを作り、畑を耕し、
こだわりと思い出の詰まった美味しいご飯をつくり
「あぁ美味しい」とほっとして眠る。
そんな映画です。
◆◆◆
このあらすじから
「確かに4的だ」と感じる方がいればうれしいです。
ストーリーそのものからもたくさん学ぶところはありますし、
それとはまた別の視点で、
「畑仕事や田んぼ仕事って、4の気持ちを理解するのにすごく役立つなぁ」って思いました。
例えば4って、計画を立てて動くことで安心するタイプです。
自分はこれからどうするべきか、
ちゃんと決めて、その決定に従って動くのがいいのです。
だから逆に、予定通りに物事が進まないと気持ちが乱れます。
そんな4の性質や気持ち。
私も想像して理解していた…つもりですが、
この映画を見て
「あぁ、そうか…そうだよね。」って
前よりも腹落ちする感覚を味わいました。
今までは、頭で理解はしていても、
私個人の気持ちが納得していなかった感じ。
「いつ何をするかなんて、個人の自由だよ」
って私の個人的な好みで思っていたんです。
やりたいと思ったとき、それがやる時でしょ、って。
でも、そういうことじゃないんだな。
っていうのがストーンと腹に落ちたのです。
畑仕事のように
土を耕して、種をまいて、育てていくこと。
それをそのまま自分に置き換えたような感覚が、4には強くあるのではないかな?って。
4にとっての予定をたてるって、
野菜や稲を作るのと同じような感覚。
それが狂うと作物はうまく育たないし、
それまでの労力のほとんどが無駄になる。
となると好きな時に種をまけばいいわけじゃないし、いつ、何をすればいいのか?をちゃんと知りたがるのは当たり前だ…って。
気持ち、よくわかる!って。
そっか~~~
って、より4の考え方を落とし込めた感じが良かったです。
それ以外にも、
(冬・春)編の中に出てくるお母さんの手紙の内容が
もうそのまま数の成長と0の概念で、
それが言葉にされていて、「おお~~~」って思いました。
自分に向き合うことが、
イコール数の真理をつかむことなんだよなぁって改めて思いました。