実在するウネとは似て異なりますのでご了承下さい!m(_ _)m
〇ウニョガ=ブーシュカ・ウニョクちゃん
〇ドンヘ=ブーシュカ・ドンヘちゃん♪
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息を切らせて俺を待つ恋人の元に急ぐ。
一秒でも早く会いたい。
だって、今日は特別な日だから───。
「ドンヘ!」
名前を呼ぶと立ち上がり、はにかんだ様にふにゃんと笑う。
「ウニョガ~!」
ブンブンと手を振るドンヘ。
「遅くなってごめん!だいぶ待ったか?」
駆け寄るとドンヘは、嬉しそうに笑いながら首を横に振った。
「ううん、平気!これからウニョガに会えるって思ったら、オレ嬉しくてウキウキしてたし」
頬を赤らめながらそう言われて、俺も嬉しくなってドンヘをぎゅっと抱きしめた。
「俺も。ドンヘに会えて凄い嬉しい」
「ウニョガ……」
本当はキスしたかったけど、流石に人目が気になって我慢した。
待ち合わせに選んだ公園は人通りが結構ある場所だったから。
ベンチに腰をおろすと俺は背負ったリュックをゴソゴソと漁る。
「ドンヘ、今日はペペロデーだから。ほい、これ」
「ウニョガ、有難う!」
差し出したペペロを受け取るとドンヘはマジマジと見つめた。
「あれ?これ……」
ドンヘが俺を見つめる。
「うん。ペアリング付きのやつ♪……貸して?」
ドンヘからペペロの箱を受け取ると、ペアリングの細身の方のリングを取り出す。
「ドンヘ、手出して」
「………うん///」
おずおずと差し出されたドンヘの左手の薬指にリングを通す。
サイズ調節可能なリングをドンヘの指に合うようにはめる。
「ドンヘも俺にはめて?」
「うん///」
ドンヘが太めのリングを掴んだと同時に俺も左手を差し出す。
ドンヘの可愛い指が俺の薬指にリングを通す。
丁度いいサイズに調節するとドンヘの指が俺の手から離れた。
お互いの薬指にはめられたペアリング。
玩具よりもちょっとだけ重厚な作りの安っぺらいリングだけど、キラキラしてて綺麗だ。
「これでドンヘは一生俺のものだな」
「ウニョガだってずっとオレのだよ」
見つめ合ってクスクスと笑う。
「あ!オレも」
今度はドンヘがバッグからはみ出してた長い棒を俺に差し出す。
「え?これペペロか!?!?」
細長いペンラをちょい長くしたようなペペロがリボンを結んだ袋に入っていた。
「うん!ウニョガ、チョコとか大好きだから……一度に沢山食べられるように、大っきいの選んだんだ~♡」
満面の笑みのドンヘ。
「ありがとな!素直に嬉しい」
受け取って大事にリュックにしまう。
「後、はい!これ」
ドンヘが差し出した小袋。
「ウニョガの好きなスペシャル肉まん♡」
イェソンさんのコンビニの一番の売れ筋だ。
「ん?……あれ、一個だけか??お前のは?」
「実は一個しかなくて……。でも、オレはウニョガに喜んで欲しかったから大丈夫!」
俯きながら笑うドンヘ。
「……………………」
俺はおもむろに袋から肉まんを取り出すと、ドンヘの目の前でそれを半分に割った。
「ほい」
そのうちのひとつをドンヘに差し出す。
「え?」
不思議そうな顔をして、肉まんと俺を交互に見るドンヘ。
「ドンヘはさ、いつも俺の事を最優先に考えてくれるだろ?」
「うん……」
「俺だって同じだよ。ドンヘに喜んで欲しい、ドンヘの笑顔が見たい」
「…………………」
「ドンヘが何より大切で大好きだから。だからさ」
ドンヘの目をしっかりと見る。
「これからは、分け合おう。嬉しいも悲しいも何でも俺達、半分こな!」
「ウニョガ……」
ウルウルしたドンヘの大きい目が、オレを見つめる。
「うん……うん!それがウニョガの幸せなら、オレ……」
ドンヘはそっと半分こした肉まんを受け取ると、齧りつく。
「……美味しい。有難う、ウニョガ」
にっこり笑うドンヘにつられて俺も笑顔になる。
肉まんにかぶりつくと俺も呟く。
「美味い~!やっぱりイェソンさんのコンビニの肉まんは最高だな♡」
俺とドンヘは暫く、夢中になって肉まんを堪能した。
ドンヘ。
俺達、これからも楽しい事も苦しい事も二人で半分こして乗り越えて行こう。
お前となら俺はどんな事があっても頑張れるから。
──────俺達はこれからも、ずっとずっと一緒だ!
いつかもっとちゃんとしたペアリングをドンヘに贈ろう。
俺は心からそう誓うのだった─────。
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いつもラブラブなウニョガとドンヘ♡(*^ω^*)
暫くぶりのウネウネ物語、楽しんで頂けましたら幸いです!
※画像お借りしました!有難うございます♡♡
