ブーシュカ・ウネウネ物語(番外編13 クリスマスの天使再び編) | 輝く君がいるなら

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今日はクリスマスですね~♪

ウネウネのウニョガとドンへはどんなクリスマスを過ごすのかな?(*^.^*)


これは、ブーシュカのウネをモチーフにしたお話です☆

実在するウネとは似て異なりますのでご了承下さい!m(_ _)m


〇ウニョガ=ブーシュカ・ウニョクちゃん

〇ドンヘ=ブーシュカ・ドンヘちゃん♪


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「うわぁ~!凄い綺麗♪」

色とりどりに光るイルミネーションと目の前のツリーに、思わず感嘆の声があがる。

「あぁ、本当に綺麗だな」

隣のウニョクも潤んだ目をすっと細める。

よくある商店街のイルミネーションだけど、ウニョクと一緒だとより一層綺麗に見えるから不思議だ。

「去年のクリスマスはオレが熱出して寝込んじゃったから……」

そう。去年はウニョクと出かける予定だったのに、オレが風邪引いたおかげでクリスマスのイルミネーションが見られなかったんだ。

「そういや、あん時大変だったよな」

ウニョクが思い出したようにくすりと笑う。

「うん、恥ずかしかった……/////」

お見舞いに来てくれたウニョクが添い寝してくれたのを母さんがこっそり写真に撮って、ウニョクの母さんにも送っちゃって…暫く「双子の小魚ちゃん」ってからかわれたんだよね。

「あの時、ウニョガが来て側にいてくれて…オレ凄く嬉しかった」

「ドンへ……」

暫く見つめ合うオレ達。

『残念。外で人がいっぱいだから無理だけど…キスしたかったな、今』

そんな事を思っていると、ふいにウニョクが手を差し伸べてきた。

「お腹すいたろ?ご飯食べに行こ」

「うん!」

答えながらウニョクの手を握り返す。

『ウニョガの手、温かい……///』

ウニョクに手を引かれながら、オレは幸せを噛み締めていた―――。





「美味しいね♪」

いつもより少しだけ背伸びしたレストランのX'masディナーのチキンを頬張りながら、満面の笑顔でウニョクを見つめる。

「この後ケーキも来るぞ」

「本当!?楽しみ~!」

素直に喜んだオレだったけど……。

『あれ?ウニョガ、いつもより食べてない…??』

普段、仲間内に「痩せの大食い」と言われる位、豪快に食べるウニョクなのに…今日はむしろオレの方が食べてるような……。

「どしたの?ウニョガ。いつもより食べてないよね。もしかして、お腹の具合悪い??」

心配になって聞いてしまったオレに、ウニョクが苦笑いする。

「何か柄にもなく緊張して、今胸がいっぱいでさ。はは…情けないよな」

「そうなんだ…ならいいけど」

頭をかきながら申し訳なさそうに告げるウニョクに、ほんの少し違和感を感じたけれど…次に運ばれて来たケーキを見たら、そんな思いもすぐに吹き飛んでしまった。

「うわぁ~、イチゴがのってる!!あ、これアイスケーキなんだね!美味しそう♪」

スプーンで掬って一口食べると、バニラにイチゴとジャムが相まって凄く美味しかった。

「凄く美味しい~♪」

「冷たくて旨いな」

甘い物が好きなウニョクは瞬く間に食べ終えた。

だけど、やっぱり料理の方は…結果、完食したオレに比べて半分位残してしまっていた。





「次は買い物でも行くか?」

差し出された手を再び握り返した瞬間―――。

オレの懸念はひとつの確証となった。

「……ウニョガ、ちょっとごめん!」

「……!?」

オレは繋いだ手を思いっきり引っ張ると、ウニョクを抱き寄せる。

「ドンへ!?」

焦るウニョクに構わず、そのまま額をウニョクのそれにコツンとくっつけた。

「………っ」

ウニョクの身体がビクンと跳ねた。

「……やっぱり、熱い」

オレは額をウニョクから離すと、無言でウニョクを見つめた。

途端、バツが悪そうに視線を反らすウニョク。

「ウニョガ、熱あるよ!体調悪いなら言ってくれればよかったのに……」

否、伏線はあった。

ウニョクの目が潤んでいたのも、手が温かかかったのも、食欲がなかったのも、いつもより口数が少なかったのも…今思えば全ておかしかったのに。

『気付けなかったのは、オレだ……』

そう思ったら泣けてきて、オレは俯いたまま肩を震わせた。

「ドンへ…ごめんな」

か細いウニョクの声を聞いたオレは、弾かれたように顔をあげるとコートの袖で涙を拭った。

「帰ろう、ウニョガ」

「え!?」

そう言うとオレはウニョクの手を引いて、家路へと急いだのだった―――。






「あれ?暗い…」

ウニョクの家に着くと電気が消えて真っ暗だった。

「父さんと母さん、ディナーショー行ってんだ。姉ちゃんは彼氏とデート」

家について安心したのか、握ったウニョクの手が熱さを増した気がした。

「とにかく、早く横にならないと」

オレはウニョクの肩を抱いて家に入ると、部屋に直行してウニョクの身体をベッドに横たえた。

キッチンを借りてお粥を作って、ウニョクに薬を飲ませる。

暫くすると熱かったウニョクの頬から赤みが少し引いてきた。

「よかった!熱下がってきたね」

タオルを絞って額に乗せると、ウニョクがふっと笑った。

「去年と逆になったな」

「ふふ…本当だね」

くすくすと笑い合う。

「今なら俺、お前が言ってた意味が分かる気がする」

「ん?」

「心細い時にドンへが側にいてくれると、嬉しくて安心する」

「ウニョガ……」

そっと顔を寄せるとオレはウニョクにキスをした。

「移るぞ」

「人に移すと早く治るんでしょ?なら、オレに移してよ。ウニョガの苦しみ、少しでも早く楽にしてあげたいし…半分背負いたいから」

「ドンへ……」

どちらともなく、又唇が重なった。

「メリークリスマス、ドンへ。大好きなお前にこの先も、幸せが沢山ありますように」

「メリークリスマス、ウニョガ。風邪が早くよくなって、元気になりますように」

オレはウニョクの手をしっかり握ると、微笑んだ―――。






「あら?ウニョク君のお母さんからメール」

『双子の小魚ちゃん達、再び!幸せそうな小魚天使ちゃんを送ります♪( ´艸`)』

「あらまぁ♪」

そこにはウニョクのベッドの脇で、手を握ったままウニョクにもたれ掛かるようにして眠る自分の息子ドンへの姿がありました。

「クリスマスに天使降臨、だわね~♪ふふ…」






今年のX'masも母親に「天使小魚ちゃん」とからかわれるウニョクとドンへなのでした(笑)


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おしまい

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

何とかX'masに間に合いました~☆

ツリーの写真はこの間、有明コロシアムで撮った物です♪(*´∇`*)

ライブレポも書かなくちゃ…(;^_^A

皆様、メリークリスマス!!

後何時間もないけれど…楽しいX'masをお過ごし下さい♪(*^_^*)


※画像お借りしました!有難うございます!!