ブーシュカ・ウネウネ物語(番外編10 兄さんセンイル編) | 輝く君がいるなら

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BL大好きおばちゃんのKーPOP腐ブログです(笑) 自由気ままに推しについて語っています♪ SF9のテヤンが今の私の癒し♡ なので最近はテヤン更新多め☆ P1Hも推してます♡ SUPERJUNIORのドンヘ、BTOBのウングァンも大好き‼ SUPERNOVAは殿堂入り☆

何とか間に合いました!!

兄さん、お誕生日おめでとう♪(*´∇`*)


これは、ブーシュカのウネをモチーフにしたお話です☆

実在するウネとは似て異なりますのでご了承下さい!m(_ _)m


〇ウニョガ=ブーシュカ・ウニョクちゃん

〇ドンヘ=ブーシュカ・ドンヘちゃん♪


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やっぱり綺麗な顔をしているな…って思う。

自他共に認める最強だった俺が、唯一組伏せられた相手。

こんなに綺麗な顔なのに、腕っぷしも強いなんて反則だよな。

「何俺の顔、じぃっと見てるんだ?ジョンウン」

ヒチョルがくすりと笑う。

「……相変わらず綺麗だな~って思ってさ」

俺がそう答えると、ヒチョルは笑いながら目を細めて俺の顔を覗き込む。

「もしかして誘ってんの?珍しいな」

いや、別に誘ってないし。

だけど、暫く御無沙汰だったのは事実で。

「だったら、どうする?」

気がついたら、そう聞き返してた。

「勿論、チャンスは逃さない。俺も飢えてたし」

ヒチョルの顔が近づいて、柔らかい唇が俺の唇を塞ぐ。

「がっついて酷くすんなよ?」

笑いながら釘をさす。

「俺はいつも優しいだろうが!それとも、願望?」

「……そう取りたいなら好きにすればいい」

「ほんと、可愛くない奴」

ゆっくりとベッドに押し倒されて、目を閉じる。

ヒチョルの体温を感じた瞬間―――。

「ヒチョリヒョン、いる~!?」

この底抜けに明るい声は……。

「……残念☆チビすけ来たわ」

残念って言いながら、ヒチョルは嬉しそうだ。

目の中に入れても痛くない程、可愛がってる弟分のドンへ。

「……あっ!!ごめんね///もしかして、お取り込み中だった??」

部屋を覗いて俺の姿を確認すると、八の字眉毛を更に垂れさせて恐縮する。

「いや、大丈夫だ。それより何か用か?」

ヒチョルと一緒に笑いかけると、少し安心したのかふにゃっと笑った。

「うん、あのね…リョウクに教えて貰ってケーキ作ったから、一緒にどうかと思って持って来たんだけど…」

「お~、サンキュー♪食う、食う!イェソンも勿論食うよな?」

「……俺も貰っていいのかな?」

「勿論!!」

満面の笑顔で答えてくれるドンへは、本当に真っ直ぐで曇りのない良い子だと思う。

ドンへは早速、持って来たケーキをベッドの脇のテーブルに並べ始める。

「へぇ~、手が込んでて旨そうだな♪」

「でしょ、でしょ!?我ながら上手く出来たな~って思って♪」

ヒチョルは凄く嬉しそうだ。

「俺、お茶淹れてくる。ヒチョル、キッチン借りるぞ」

「おぅ!!」

勝手知ったるヒチョルの家。

まぁ、入り浸ってるから当たり前か。

俺はキッチンに向かって階段を下りた。



「頂きま~す!!」

ドンへお手製のケーキは、普通に美味しくて優しい味がした。

多分、最近付き合い始めたウニョクの為に一生懸命作ったんだろう。

「又ウニョクに作ってやるんだろ?本当にラブラブだな、お前ら」

「だってウニョガ、甘い物大好きなんだもん♪今年のクリスマスは美味しいケーキ、お腹いっぱい食べさせてあげたいんだ~!」

頬を染めて嬉しそうに話すドンへは、初々しくて少し羨ましい。

「そういや、イェソン!お前、今日誕生日だったよな☆」

「あぁ…うん」

急に話を振られて戸惑う。

「えっ!?そうなの?」

「丁度いいタイミングでケーキ貰えて、ラッキーだったな」

驚くドンへにニヤニヤするヒチョル。

「イェソンさん、おめでとう!!あっ…でも、折角の誕生日ケーキがこんなのでご免なさい」

謝るドンへに俺は言った。

「……「こんなの」じゃない。ドンへの心のこもった素敵なケーキだ。有難う」

ウニョクを想って作ったケーキなら、尚更愛が沢山詰まってるに違いない。

「イェソンさん…有難う」

今にも泣きそうに感激してるドンへ。

ウニョクはこんな子に想われて幸せだな、と素直に思った。

「よし!!イェソンの誕生日祝いに飯食いに行こう!ドンへも勿論、行くよな!?」

「いいの?行く行く!!」

早くも盛り上がる二人に苦笑いする。

「別にいいのに……」

「何言ってんだよ!誕生日ってのは、一年に一度しかない記念日なんだぞ☆」

ヒチョルの言葉が嬉しいなんて、俺も末期かな……。

「帰ったら、さっきの続きすっから!!お前がギブって言う位、たっぷり可愛がってやるから覚悟しとけよ♪」

耳元でそう囁いて不敵に笑うヒチョル。

こんな時に何だけど、やっぱり綺麗だな…って思う。

ヒチョルの言う所の一年に一度しかない記念日の今日。

『忘れられない日になりそうだ……』

甘い予感に包まれながら、俺は二人の後を追った―――。



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(完)

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うちのウネちゃん達はまだお子ちゃまなので、大人な雰囲気の二人は書いてて楽しかったです♪

キボムの誕生日も何か書きたかったけど、無理でした~☆(T^T)

楽しんで頂けましたら幸いです!!


※画像お借りしました!有難うございます♪