兄さん、お誕生日おめでとう♪(*´∇`*)
これは、ブーシュカのウネをモチーフにしたお話です☆
実在するウネとは似て異なりますのでご了承下さい!m(_ _)m
〇ウニョガ=ブーシュカ・ウニョクちゃん
〇ドンヘ=ブーシュカ・ドンヘちゃん♪
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やっぱり綺麗な顔をしているな…って思う。
自他共に認める最強だった俺が、唯一組伏せられた相手。
こんなに綺麗な顔なのに、腕っぷしも強いなんて反則だよな。
「何俺の顔、じぃっと見てるんだ?ジョンウン」
ヒチョルがくすりと笑う。
「……相変わらず綺麗だな~って思ってさ」
俺がそう答えると、ヒチョルは笑いながら目を細めて俺の顔を覗き込む。
「もしかして誘ってんの?珍しいな」
いや、別に誘ってないし。
だけど、暫く御無沙汰だったのは事実で。
「だったら、どうする?」
気がついたら、そう聞き返してた。
「勿論、チャンスは逃さない。俺も飢えてたし」
ヒチョルの顔が近づいて、柔らかい唇が俺の唇を塞ぐ。
「がっついて酷くすんなよ?」
笑いながら釘をさす。
「俺はいつも優しいだろうが!それとも、願望?」
「……そう取りたいなら好きにすればいい」
「ほんと、可愛くない奴」
ゆっくりとベッドに押し倒されて、目を閉じる。
ヒチョルの体温を感じた瞬間―――。
「ヒチョリヒョン、いる~!?」
この底抜けに明るい声は……。
「……残念☆チビすけ来たわ」
残念って言いながら、ヒチョルは嬉しそうだ。
目の中に入れても痛くない程、可愛がってる弟分のドンへ。
「……あっ!!ごめんね///もしかして、お取り込み中だった??」
部屋を覗いて俺の姿を確認すると、八の字眉毛を更に垂れさせて恐縮する。
「いや、大丈夫だ。それより何か用か?」
ヒチョルと一緒に笑いかけると、少し安心したのかふにゃっと笑った。
「うん、あのね…リョウクに教えて貰ってケーキ作ったから、一緒にどうかと思って持って来たんだけど…」
「お~、サンキュー♪食う、食う!イェソンも勿論食うよな?」
「……俺も貰っていいのかな?」
「勿論!!」
満面の笑顔で答えてくれるドンへは、本当に真っ直ぐで曇りのない良い子だと思う。
ドンへは早速、持って来たケーキをベッドの脇のテーブルに並べ始める。
「へぇ~、手が込んでて旨そうだな♪」
「でしょ、でしょ!?我ながら上手く出来たな~って思って♪」
ヒチョルは凄く嬉しそうだ。
「俺、お茶淹れてくる。ヒチョル、キッチン借りるぞ」
「おぅ!!」
勝手知ったるヒチョルの家。
まぁ、入り浸ってるから当たり前か。
俺はキッチンに向かって階段を下りた。
「頂きま~す!!」
ドンへお手製のケーキは、普通に美味しくて優しい味がした。
多分、最近付き合い始めたウニョクの為に一生懸命作ったんだろう。
「又ウニョクに作ってやるんだろ?本当にラブラブだな、お前ら」
「だってウニョガ、甘い物大好きなんだもん♪今年のクリスマスは美味しいケーキ、お腹いっぱい食べさせてあげたいんだ~!」
頬を染めて嬉しそうに話すドンへは、初々しくて少し羨ましい。
「そういや、イェソン!お前、今日誕生日だったよな☆」
「あぁ…うん」
急に話を振られて戸惑う。
「えっ!?そうなの?」
「丁度いいタイミングでケーキ貰えて、ラッキーだったな」
驚くドンへにニヤニヤするヒチョル。
「イェソンさん、おめでとう!!あっ…でも、折角の誕生日ケーキがこんなのでご免なさい」
謝るドンへに俺は言った。
「……「こんなの」じゃない。ドンへの心のこもった素敵なケーキだ。有難う」
ウニョクを想って作ったケーキなら、尚更愛が沢山詰まってるに違いない。
「イェソンさん…有難う」
今にも泣きそうに感激してるドンへ。
ウニョクはこんな子に想われて幸せだな、と素直に思った。
「よし!!イェソンの誕生日祝いに飯食いに行こう!ドンへも勿論、行くよな!?」
「いいの?行く行く!!」
早くも盛り上がる二人に苦笑いする。
「別にいいのに……」
「何言ってんだよ!誕生日ってのは、一年に一度しかない記念日なんだぞ☆」
ヒチョルの言葉が嬉しいなんて、俺も末期かな……。
「帰ったら、さっきの続きすっから!!お前がギブって言う位、たっぷり可愛がってやるから覚悟しとけよ♪」
耳元でそう囁いて不敵に笑うヒチョル。
こんな時に何だけど、やっぱり綺麗だな…って思う。
ヒチョルの言う所の一年に一度しかない記念日の今日。
『忘れられない日になりそうだ……』
甘い予感に包まれながら、俺は二人の後を追った―――。

(完)
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うちのウネちゃん達はまだお子ちゃまなので、大人な雰囲気の二人は書いてて楽しかったです♪
キボムの誕生日も何か書きたかったけど、無理でした~☆(T^T)
楽しんで頂けましたら幸いです!!
※画像お借りしました!有難うございます♪